学校日記

2017.12.28 視力検査の星

公開日
2017/12/28
更新日
2017/12/28

校長室から

タブレットやスマホが普及し、一昔前の「テレビの見過ぎ」で増えると言われた「視力低下」が、さらに増える時代となりました。

そんな中、12月25日(月)付の「宮崎日日新聞」のコラム「くろしお」に興味深い内容が書かれていたので、ここに引用・掲載させていただきます。



 大昔のアラビアなどでは夜空の星が兵士の視力検査に用いられたという。良いか悪いかの目安になったのは北斗七星のひとつミザールにくっついたように見えるアルコルだ。
 「微(かす)かなもの」を意味するアラビア語に星の名が由来するという(異説あり)。小学生のときから眼鏡のお世話になっている筆者の裸眼ではアルコルはおろか明るいミザールでさえそれと指し示すことは難しい。古代の視力検査では不合格になること確実である。
 現代日本の子どもたちの視力が低下している。裸眼「1・0未満」の小、中学生の割合が過去最悪となったことが文部科学省の2017年度学校保健統計調査(速報値)で分かった。小学校は3年連続、中学校では4年連続で低下した。
 中年以上なら子どもの頃、テレビは離れて見なさいと口酸っぱく注意された経験があるだろう。昔テレビ、今スマホが視力悪化の原因と疑われている。文科省は結果を受け、「スマートフォン等の普及で画面を近くで見る機会が増えた影響も考えられる」と警告する。
 大昔では兵士になれず、たぶん船乗りも近視では採用されなかっただろう。そんなに昔ではなくても月へ行ったアポロ計画の宇宙飛行士に近視の人はひとりもいなかったはずだが、このほど宇宙へ飛び立った金井宣茂さんは眼鏡の人だ。
 眼鏡をかけていても宇宙に滞在できる時代になったことを実感する。近視は昔ほど職業選択の障壁にならなくなった。さりとてお金もかかり、うっとうしい眼鏡の類である。原因を突きとめ対策を立て、守ってやりたい子どもたちの目だ。


コラムの結びには、眼鏡をかけて宇宙に飛び立った金井さんを例にし、「近視は昔ほど職業選択の障壁にならなくなった」とありますが、かけっぱないではない私でも、眼鏡が必要な場面がある以上、やはり不便さを感じることがあります。

また、コストもかかります。格安でない一般的な眼鏡であれば、20年で20万円前後かかると言われ、コンタクトレンズであれば、20年で50万円前後かかると言われます。5人家族の我が家は、5人とも眼鏡を持っているという現状。これはトホホ…です。

そんなことを考えると、やはり眼鏡をかけないで済むのであれば、そうであった方がいいように思います。

おそらく、冬休みに入り、テレビ、ゲーム、PC、スマホ…とディスプレイに触れる時間が増えているのではないでしょうか。
目と被写体の距離が近すぎると、ピント調整をするために、どうしても余分な負荷が目にかかってしまい、視力が低下されると言われています。
古北っ子は大丈夫でしょうか…。

この冬休み、視力低下にならないような生活を心がけてくださいね。

(引用元のサイトはこちら↓)
視力検査の星-Miyanichi e-press