2017.12.30 駅伝ガールズ
- 公開日
- 2017/12/30
- 更新日
- 2017/12/30
校長室から
駅伝シーズン真っ直中です。先週の高校駅伝や、今日の富士山女子駅伝もしっかり見てしまいました。年が明ければ、実業団駅伝、箱根駅伝、都道府県対抗駅伝…、とまだまだ気になるレースがたくさん続きます。
「1+1+1+1+1=5」にならず、「6」になったり「7」になったりするところは、絆を大切にする日本人向きな競技ですね。
そんな中、最近、角川つばさ文庫から「駅伝ガールズ」という本が出版されました。
「角川つばさ文庫」と言えば、小学生から読めるライトノベルです。本屋でおじさんが手にするには勇気がいる装丁ですが、広島県立世羅高校女子陸上部が2015年に全国高校駅伝大会で優勝したときの実話とあっては、読まずにはいられません。そこで、ネットでポチッとしたところです。
物語は、優勝に至るまでのメンバー一人一人や部内のドラマがつづられていますが、なかなか読み応えがあります。実話はならではのリアリティがあります。
また、世羅高校陸上部監督の岩本先生の言葉は、ぜひ、子どもたちに聞かせたいものがいくつもありました。
「すべてのベースは日常生活にある」
「速い選手ではなく強い選手になれ」
「タイムが速くても、サボったり楽をしたりする子はのびません。強い子はしんどい練習から逃げんのです。言われたことだけやっている子も強くはなれん。人に言われてやっているうちは本物じゃないけぇね」
…などなど、教育者として大人として共感できる言葉がいくつもありました。
あっという間に読了しました。ぜひ、小中学生の子どもたちには読んでほしい一冊ですが、先生や保護者が読んでも全く大丈夫な一冊です。現在、Amazonでは、「角川つばさ文庫」内ランキングで、最も売れているようです。おすすめです^^
(※関連サイトはこちら↓)
■角川つばさ文庫/駅伝ガールズ