学校日記

2018.1.6 凡事徹底

公開日
2018/01/06
更新日
2018/01/06

校長室から

本校の合言葉として定着している「ABCを大切に」という言葉。古北っ子なら誰もが知っている「A:当たり前のことを B:バカにしないで C:ちゃんとやる」の略ですが、最近では、こうした言葉を「凡事徹底」という言葉にするなどし、多くの学校や企業などで用いられています。

そんな中、そのままの「凡事徹底」という言葉がタイトルとなっている本が出版されています。最近、新聞の下の広告欄に度々載っていたため、冬休み中に購入。すると、教師として、親として頷けるところが多く、一気に読めました。

そして、「奥付」(おくづけ:巻末の発行日、著者などが書いてあるページ)を見てみると、初版は「9月」とあるではないですか。リアル書店にもよく足を運んでいるにもかかわらず、なぜ、このタイトルが目に飛び込んでこなかったのか、大いに反省。もっと、早く読みたかった一冊です。

というのも、本は、Jリーガーで、日本代表でもあった巻誠一郎選手など、多くのJリーガーを輩出した、熊本県立大津高校サッカー部の名将平岡和徳先生(現・熊本県宇城市教育長)について語られた本だったからです。

「心・技・体はかけ算。技術があっても心がゼロなら、かけ算するとゼロ」など、平岡先生の多くの理論や、「大津高校サッカー部の目指すところ」というチームの「規則」「細則」などは、多くの教育者なら頷くところだと思います。

こうした指導者にならないといけないなぁ、と自省するところでした。

若い先生方は、読書の時間をなかなかもてないようですが、特に、そんな若い先生方にお勧めしたい一冊です。「ABCを大切に」を指導する古北小の先生なら、特に、ですね(笑)。