2018.1.7 大人になったらなりたいもの
- 公開日
- 2018/01/07
- 更新日
- 2018/01/08
校長室から
第一生命が5日に、子どもたちの「大人になったらなりたいもの」アンケートの結果を発表しました。新聞などにも掲載されていたので、既にご存じの方も多いかと思います。
男の子の1位が「学者・博士」になったというのは、個人的にうれしく思います。理科の授業の充実や、日本人のノーベル賞受賞が相次いだことをその理由として挙げていますが、世界の中で、日本の論文の引用数が減っているとのことで、世界で活躍できる「学者・博士」が増えてくれることを期待したいと思います。
ところが、マッカーサー財団デジタルメディア&ラーニング・コンペティション共同ディレクターのキャシー・N・ダビッドソン氏は、「今の子供たちの65%がまだ存在していない職業につくだろう」と予想しています。
最近の新しい職業と言えば、「ユーチューバー」などがすぐに思いつきますが、そうした、コンピュータを活用したり、管理したりする職業が増えることが考えられます。
特に、AIが発達し、「シンギュラリティ」(技術的特異点:AIの発達により、人間文明に大きな変化を起こすという仮説)に達すると、どうなるか、なかなか予測が困難になってきます。そのタイミングは「2030年〜2045年」と言われています。ちょうど、今の古北っ子が大人になるタイミングです。
現在、日本にある職業は、労働省によると、約28,000あるそうです。
アンケートの「大人になったらなりたいもの」は、イメージしやすい職業に限られています。世の中には、子どもたちが知らない職種がまだまだたくさんあります。そういう意味でも、様々な職業について、知っておく必要があると思います。
学校ではそうした学習をする「キャリア教育」という指導を行っていますが、ぜひ、家庭でも、お父さん・お母さんの仕事をはじめ、「働くこと」や「職業」について話題にしていただければ幸いです。
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■大人になったらなりたいもの|キャンペーン情報|第一生命保険株式会社