学校日記

2018.1.11 意識は動きを変える

公開日
2018/01/11
更新日
2018/01/11

校長室から

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日課変更2日目。昨日は、給食後の片付けの動きが課題となりました。これまでの時計より10分早く動くことに不慣れなため、動き出しが遅くなったり、動きのリズムもこれまでと同様なペースだったりしたのです。

教室は、教室内の片付けが終わりさえすれば、十分にモジュールタイムに間に合います。しかし、配膳室は、そういうわけにはいきません。
これまで、配膳室では、全学年から集まってきたワゴンの最終片付けをしていた給食委員会の作業は、給食直後の掃除開始の時間に若干かかるのも「やむなし」としてきました(と言っても、数分です)。
しかし、日課変更に伴い、給食直後は、掃除の時間ではなく、授業時間であるモジュールタイムです。わずか数分でもかかるわけにはいきません。むしろ、モジュールタイムの準備時間を考えれば、授業開始より5分程度早く作業を終えねばならないほどです。大幅な時間短縮が求められます。

昨日は、給食委員の作業リミットの時間の段階で、配膳室では、半分しか作業が済んでいませんでした。これは課題です。すると、今日は、2日目ということで、各学年の時間の意識も高まり、同じ時間で、全体の3/4の作業を終えることができました。「ダムウェア」(ワゴンを上げ下げする業務用小型エレベーター)の規格を考えると、随分とスピードアップが図れました。
残りの1/4は、教職員で対応しましたが、これは、2学期まで、18分前後かかっていた作業が、わずか12分ほどで終えることができたのです。大幅な作業時間の短縮です。

話は変わりますが、2011年の箱根駅伝に出場した東洋大学が、200km以上のレースにもかかわらず、優勝した早稲田大学と、わずか「21秒差」で敗れたことがありました。一人1秒速く走れば追いついたタイム差です。そして、それ以降「その1秒を削り出せ」が合言葉となり、現在、腕にマジックで合言葉を書いて力走しているのは、多くの人が周知の通りです。

今日は、教室での片付け、各フロアのワゴンの動き、配膳室でのコンテナへの積み替え…、それぞれの箇所で片付け時間を数十秒ずつ削ることで、短縮が図れました。
「意識は動きを変える」。そんなことを実感した、子どもたちの動きでした。

3学期の合言葉通り、早速「磨き」がかかっているようで、うれしく思いました。