学校日記

2018.1.14 共助の精神

公開日
2018/01/14
更新日
2018/01/14

校長室から

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週末は、各地で記録的な寒さとなり、大雪となった地方は、様々なトラブルが発生したようです。
中でも、多くの方がご存じの通り、新潟のJR信越線の立ち往生は、学校や会社帰りの乗客を多く乗せた列車であったということで、乗客及び、関係の家族は大変な思いをしたことでしょう。

しかし、そんな中、乗客が互いに助け合いながら、車内の時間を過ごしたということを聴き、温かい気持ちになりました。
13日(土)付の中日新聞に、その模様が記事として掲載されていたので、引用・掲載させていただきます。



 終わりの見えない状況の中、乗客は互いに声をかけ、助け合った。日付が変わったころから、席を譲り合うように。トイレットペーパーがなくなると、乗客同士でティッシュペーパーを融通し合った。水と栄養補給食品が届いた際、先頭車両にいた中学三年の矢沢葵生さん(15)は周りの人と一緒に配るのを手伝った。
 携帯電話の電池が少なくなって家族と連絡が取れない人も多かった。未明になって迎えの人の名前がアナウンスされるようになると、充電器をみんなで使い回し、車内のコンセントから少しずつ充電していた。


こういう状況を知ると、大きな災害の度に助け合ってきた日本人らしい行動に、温かい気持ちになりました。

また、8日の成人式の日の着物販売・レンタル業者のトラブルが発声した際も、多くの同業者が、困っている新成人やその家族に、手をさしのべるということがありました。トラブルはとても残念なことですが、周囲にそうした温かい人たちが多くいることを知り、ホッとさせられました。

まもなく、「阪神淡路大震災」が起きた、1月17日の日を迎えます。1995年、震災の発生後、多くの人がボランティアに駆けつけ、この年は「ボランティア元年」とも言われています。
そして、この震災をきっかけに、多くの人々に、これまで以上に「共助の精神」が広がっていきました。

トラブルがない世の中であることがいいですが、なかなかそういうわけにはいかないと思います。もし私たちがそんな場面に遭遇したとき、「できること」で助け合うことができれば、と思わせる出来事でした。古北っ子のみなさんにも、大きくなったら、そんな気持ちや姿勢をもってもらえれば、と思います。