学校日記

2018.1.16 運動量の確保

公開日
2018/01/16
更新日
2018/01/16

校長室から

体育の授業では、45分の限られた時間の中で、どれだけ運動量を確保できるか、どれだけねらいとなる動きを繰り返しさせるか、が大切になってきます。

写真は、5年生のサッカーの単元の授業ですが、サッカーゴールとハンドボール用の小さなゴールを使って、一人一つボールを確保し、次から次へとドリブルとシュートの練習をしていきます。
教師は、グループを順に回りながら、個別に指導し、途中、全体で集めてポイントを再確認すると、再度散らばっていきます。

1グループが5〜6人で構成され、多くの児童が、運動量を確保でき、リズミカルに進んでいきます。

器械運動であれば、同様に、跳び箱やマットの数をたくさん用意したり、水泳であれば、コースレーンを増やしたり、横向きに泳ぐなどすれば、少しでも多く、練習することができます。

特に、寒いこの季節は、待っている時間が長くては、体が冷えてしまいます。写真のように、半袖で元気よく動けている児童が多いのは、体も温まっている証拠です。

新しい学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」という言葉が、キーワードになっています。だからといって、「対話」という部分を変に解釈し、体育の授業で話し合いばかりしていては、体を動かす時間が削られ、「運動に親しむ」という体育の授業の大前提が崩れてしまいます。

ポイントを抑え、深い学びをしながら、運動量を確保する…。
なかなか簡単ではありませんが、新学習指導要領では、これまでと少し意識を変えなければならない点です。

このことは、音楽、図工の授業などでも言えることです。
今後は、歌う時間、楽器に触れる時間、道具に触れる時間をしっかりと確保しつつ、深い学びをしていく授業への転換が求められていきます。

  • 1867412.jpg

https://konan.schoolweb.ne.jp/2310018/blog_img/60397139?tm=20250203120257