学校日記

2017.1.17 大震災から学ぶ

公開日
2018/01/17
更新日
2018/01/17

校長室から

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今日、1月17日は、阪神・淡路大震災が起きた日です。あれから23年。6,434名の命を奪った大きな震災でしたが、まもなく四半世紀が経とうとしており、震災を知らない世代も増えてきています。

しかし、あの震災は、多くの教訓を残し、様々な分野で減災や事後対応のあり方の見直しがされ、国民全体に災害に対する意識の変化が生じた震災でもあります。
「ハイパーレスキュー(消防救助機動部隊)」「DMAT(災害派遣医療チーム)」の発足、「耐震基準」の見直し、「耐震補強」の整備、「カセットコンロ」の規格統一などがありました。また、ボランティア活動の意識の高まりは、「ボランティア元年」とも呼ばれ、後に大きな災害が発生すると、多くのボランティアが瞬時に集まるようになりました。

さて、社会や様々な組織が対応力をつけつつあるように、私たち個人も、備蓄品を用意したり、発生時のシミュレーションしたりするなどし、様々な角度から備えをしたいものです。

そんな中、なかなか役に立ちそうなものが、写真にある「東京防災」という冊子。元々、27年9月より、都民に配付された冊子ですが、その内容の濃さから、300ページを超えるボリュームにもかかわらず、現在1冊140円で市販されています。

冊子を開くと、災害の備えに対する考え方の広さに勉強になることばかりです。
「被災者の声に学ぶ」というコーナーには、「阪神・淡路大震災」「東日本大震災」に遭った人々の、「災害前・災害後に何が必要か」とういことが書かれていますが、リアリティーがあります。
また、地震だけでなく、「大雨や台風などの自然災害から身を守る術」についても書かれています。
さらには、「もしもマニュアル」として、様々な代用品の作り方が記載されていたり、「非常時に使える英会話」の一覧など、あらゆる角度から多くの情報が掲載されています。

一家に一冊あると、とても便利なように思います。先の大きな震災を始め、これまでの経験から得た教訓で、私たちは被害を最小限にしたいものですね。

(※関係サイトはこちら↓)
防災ブック「東京防災」|東京都防災ホームページ
(※この地方では手に入れられないため、ネットでの購入か、東京方面に出向いたときに書店で購入する、あるいは、関係サイトからデータをダウンロードすることになります。ダウンロードは無料に付き、一度タブレットPC等にダウンロードしておけば、いつでもご覧になれます)