学校日記

2018.1.21 英語を話すのに大切なこと

公開日
2018/01/21
更新日
2018/01/21

校長室から

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金融広報中央委員会(※日本銀行情報サービス局内にある、金融に関する様々な啓蒙活動などを行っている団体)が発行している「くらし塾 きんゆう塾 vol.43 2018年冬号」に、お笑い芸人の「厚切りジェイソン」さんのインタビュー記事が掲載されていました。

何が書かれているのかな…と読んでみると、内容は、「成功の型にこだわると成功する確率は小さくなる」と題して、自身の生い立ち、お笑いの世界に入ったきっかけ、日本人と英語について、日本の企業が活躍するためには…、など、多岐に渡ったものです。

中でも、「日本人と英語について思うこと」という部分で興味深いことが書かれていたので、ここに引用・掲載させていただきます。



 「英語を話すには発音より、考え方が大切です。日本人が自分の考えを英語で完璧に表現できたと思っても、実はまだ相手に伝わっていない部分がたくさんあると思います。それは、謙遜するとか、言いたいことを単刀直入に言わないといった文化の違いが影響しています。英語でコミュニケーションをするには、日本語で話をしているときには言わないことも言わなければ伝わりません」。そして、たとえ発音がヘタでも片言の英語でもいいと言います。「一生懸命しゃべっていたら、『こういうことが言いたいのだろうな』と相手に伝わるんですよ。なぜなら、コミュニケーションは話している本人だけじゃなくて、聞く側にも相手の言うことを理解しようとする責任があるからです。自分が言ったことが伝わらなければ、相手から『それ、どういう意味ですか?』と聞かれるでしょう。つまり、コミュニケーションはお互いが協力することではじめて成り立ちます。日本人は英語を話すとき、その責任がすべて自分側にあると勘違いしてしまって、完璧な文を頭のなかで組み立ててから話そうとします。だから、会話のなかで黙ってしまう時間も多くなるのですが、その必要はありません。ヘタでもいいから自分の考えを伝えようとすること。それは、正しい発音や文法よりもはるかに大事なことです」


 「ヘタでもいいから自分の考えを伝えようとすること」は、某バラエティー番組で、タレントの出川哲朗さんが「出川イングリッシュ」という独特な英語で、与えられたミッションをクリアするということに通じるように思います。

私自身、外国人に行き先を尋ねられたとき(しかもよく分かっていない「東京」だったことも!)、限られた脳をフル回転して話せる単語を駆使すると「OK! Thank you very much!」となるのですから、「一生懸命さは大切だ」と実感するところです。

折しも、この4月から、小学校3年生以上で英語科の授業がスタートします。小学生のうちから、失敗を恐れず、どんどんコミュニケーションをとる姿勢が身につけられれば、徐々に、正しい英語の力もついてくることでしょう。これからの古北っ子の英語力アップに期待するところです。まずは「熱意」ですよ^^

(※以下から、記事を読むことができます↓)
Vol.43−広報誌「くらし塾 きんゆう塾」目次|知るぽると
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