2018.1.25 話をきいてください
- 公開日
- 2018/01/25
- 更新日
- 2018/01/25
校長室から
昨日は、平成29年度尾張小中学校PTA研究発表大会があり、小牧市市民会館に出かけ、口頭発表の3小中学校の実践を拝聴してきました。
どれも、コミュニティ・スクールにつながるヒントも得られ、有意義な研究発表会となりました。
そんな中、尾張教育事務所の鈴村所長が、開会行事の挨拶の中で「話を聞いてください」という詩を紹介されました。カウンセラーの中では、よく知られている詩だといいます。とても印象に残ったので、ここに紹介させていただきます。
話を聞いてください
私の話を聞いてくださいと頼むと
あなたは助言を始めます
私は そんなことを望んではいないのです
私の話を聞いてくださいと頼むと
あなたはその理由について話し始めます
申し訳ないと思いつつ
私は不愉快になってしまいます
私の話を聞いてくださいと頼むと
あなたはなんとかして私の悩みを解決しなければという気持ちになります
おかしなことに それは私の気持ちに反するのです
祈ることに慰めを見いだす人がいるのはそのためでしょうか
神は無言だからです
助言したり調整しようとはしません
神は聞くだけで 悩みの解消は自分にまかせてくれます
だから あなたもどうか
黙って私の話を聞いてください
話したかったら 私が話し終わるまで少しだけ待ってください
そうすれば私は必ず あなたの話に耳を傾けます
忙しさにかまけて、また、教師という職業柄、我が子や教え子たちの「聞いてよ」という言葉に対して、まさに上記のようなことをしてきたのではないかと、猛省した次第です。
まさに「神は聞くだけで 悩みの解消は自分にまかせてくれます」。
「ねえねえ、聞いてよ」といわれたら、子供に限らず、家族や友達など、「まず、傾聴する」ということを大切にしなければ、と思わされたのでした。