学校日記

2018.1.30 抜萃のつヾり

公開日
2018/01/30
更新日
2018/01/30

校長室から

今年も、「株式会社クマヒラ」より、「抜萃のつヾり(ばっすいのつづり)」が自宅に届きました。
(株式会社クマヒラ:主に金融機関向け金庫設備、及びセキュリティシステム機器を製造・販売している企業グループ。平成30年で、創業120周年となる、金庫メーカーとしては、国内最大手の企業)

その「(株)クマヒラ」が、書籍や雑誌、新聞から心に残る文章・記事を抜粋し、まとめた書物が「抜萃のつヾり」です。創業者の熊平源蔵氏が社会への感謝、報恩のために昭和6年に創刊したもので、以後、戦中戦後の3年間を除き、一年一冊、四代にわたって受け継がれ、今年で「その七十七」に。なかなか歴史のあるものです。
しかも、写真封筒の「謹呈」とあるように、「無料」です。それでありながら、発効部数は「45万部」というのですから、普通に印刷したら、そのコストだけでも随分かかるはずです。
そんな経費を惜しまず、心にしみる話を、広く社会に還元する姿勢に、敬服するところです。

今号も「修養」「自然と文化」「宗教」「青少年」「職業奉仕」「健康・医療・介護」「笑い・ユーモア」の7つのジャンルに、37名の人の話がまとめられています。
著者は、iPS細胞研究所所長の山中伸弥氏、作家のあさのあつこ氏、華道家の假屋崎省吾氏、みやざき中央新聞編集長の水谷謹人氏、フリーアナウンサーの魚住りえ氏、タレントの光浦靖子氏…など、一般の方でも知っているような著名な方から、医師、住職、作家、教授、シェフ、社長…と様々な分野で活躍している方まで、幅広く掲載されています。

12.5cm×17.5cmとコンパクトでありながら、内容も、一人あたり、3〜4ページと読みやすく、それでいて心温まる話が並んでいるため、ちょっとしたときに読み始め、何かあれば、途中で止めても問題のない、読みやすい一冊です。

私は、「71号」から取り寄せるようになり、これで7冊目となりました。ちょっとした国語の読み物や、道徳で扱う話として、教科書に載っていてもいいような話がいくつもあります。中学生以上であれば、読める内容はかなりあります。
「抜萃のつヾり」おすすめです。

(※関係ページはこちら↓「お問い合わせフォーム」より申し込みができます)
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