2018.2.1 ペアで実験
- 公開日
- 2018/02/01
- 更新日
- 2018/02/01
校長室から
写真は、3年生の理科の授業のワンシーンです。どんなものが電気を通すのか考える授業で、その実験を二人一組のペアで行っています。
理科の実験と言えば、理科室の大きなテーブルに分かれてグループ毎に行うシーンをイメージしがちです。しかし、道具の数がそろい、安全面が確保できれば、一人でじっくり取り組んだり、ペアで行ったりすることも可能です。その方が、その実験に対して、間接的ではなく、直接的に関わる機会が圧倒的に増え、より集中でき、思考も働きます。
しかしながら、一人で行ったとき、大切なポイントを見逃したり、実験方法が誤っていては、間違った方法に気づかなかったり、正しい考察が得られなかったりすることもあります。
であるならば、ペアで行うことで、ミスを防ぐことができ、実験の過程や結果に、自然と会話が交わされ、ポイントなどの気づきも増えます。
また、グループで実験を行うと、「お客さん」になってしまう可能性もなきにしもあらずですが、ペアで行えば、実験をやらざるを得ない状況になり、思考を放棄することはできなくなります。
これらのことから、グループや一人で行うときよりも、ペアで行う良さが見えてきます。
小学生の好きな教科の一つには「理科」があげられます。やはり、実験や細かなことを観察することで発見が得られる喜びは、バーチャルな紙や映像で見るものとは異なり、何事にも代えることはできないでしょう。そうした担任の思いが伝わってくるようです。
可能な範囲で、こうした機会が設けられるような理科の授業を展開していきたいと思います。