2018.2.20 平成29年度学校保健統計調査
- 公開日
- 2018/02/20
- 更新日
- 2018/02/20
校長室から
年末の12月下旬になりますが、文科省は、平成29年度の学校保健統計調査の結果速報を公表しています。確定値は、平成30年3月となりますが、速報値からも、興味深い値が、いくつか読み取ることができます。
調査結果のポイントは、以下の通りです。
【発育状態調査】
(1) 身長の平均値の推移は,平成6年度から13 年度あたりをピークに,その後横ばい傾向。
(2) 体重の平均値の推移は,平成10 年度から18 年度あたりをピークに,その後減少もしくは横ばい傾向。
(3) 肥満傾向児の出現率の推移は,年齢層によりばらつきはあるが,平成18 年度以降で見ると概ね減少傾向。
【健康状態調査】
(1) むし歯に関しては,ピーク時(昭和40〜50 年代)より減少傾向が続いており,中学校及び高等学校で過去最低。
(2) 裸眼視力が1.0 未満の者は小学校及び中学校で増加傾向にあり,過去最高。
背が高くなり、すらりとした体型になりつつある現代っ子になりつつあるのが分かります。そして、健康面では、ポジティブな傾向として「むし歯が減っている」ことがあげられます。
これを小学生の値と、親世代(昭和62年度調査)の値とを比較すると、
・裸眼視力:19.54% → 32.46%
・むし歯 :91.06% → 47.06%
・ぜん息 :0.97% → 3.87%
というような変化を見ることができます。
食生活の変化や生活環境の変化など、様々な要因が多角的に絡み合って、このような結果になっていることと思いますが、上記の変化に納得させられるのは私だけでしょうか。
さらに、今の古北っ子が保護者になったときは、どのような発育・健康状態になっているのでしょうか。興味深いところです。ぜひ、以下をクリックし、速報値のまとめをご覧になってはいかがでしょうか。
(※関連サイトはこちら↓)
■平成29年度学校保健統計速報(学校保健統計調査の結果速報)の公表について(報道発表 PDFファイル)