学校日記

2018.2.26 中学生のプログラミング学習は

公開日
2018/02/26
更新日
2018/02/26

校長室から

先週、犬山市内の中学校へ、技術科の授業を参観しにお邪魔しました。
学習指導要領が新しくなることに伴い、学習内容も一部変わってきます。「指導要領のねらいに迫る授業とは、どんな授業か」ということを、現在、この地区の先生方が、企業と大学とタッグを組みながら研究しています。

拝見したそんな授業の領域は、「情報に関する授業」。単元は「プログラムによる計測・制御」です。しかし、中学校の新学習指導要領では、単なる「プログラミング」ではなく、「双方向性のあるコンテンツのプログラミング」というキーワードが述べられています。

このキーワードを意識した実践である本授業は、「ネットワークを介して(サーバーを経由して)、端末を制御し、その結果を手元の端末に知らせてくれる」というものでした。
例えば、赤外線センサ・傾きセンサなどで、誰かが指定されたものを触れたときに、手元のパソコンやスマートフォンに知らせてくれるプログラムを作成する、というものです。
何かを動かす、反応させるなどの、一方的な制御でなく、一歩進んだ形になっています。

まだ、この実践が新学習指導要領の求めているものかどうかは、慎重に議論する必要があります。しかし、少し前までは、工業高校で行っていたような実践が、中学校で実践する流れにあることが分かります。そして、その実践をするに当たって、小学校でも「プログラミング的思考」を身につけることが、新学習指導要領では求められています。

「第4次産業革命」の時代を生き抜く、現代の若者には、少し前では考えられないような力が求められていくようです。
大きく改訂がなされる、新学習指導要領です。保護者の方々にも、ぜひ、「小中高」の今後の学習内容の動向をつかんでおいていただければ、と思います。

(※写真は、一部画像加工がしてあります)

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