2018.3.8 明日は平昌パラリンピック開幕
- 公開日
- 2018/03/08
- 更新日
- 2018/03/08
校長室から
まだ、オリンピックの余韻が残る中、明日から、平昌パラリンピックが開幕となります。なお、競技種目数が、オリンピックと比較して少なくなることもあり、オリンピック出場の日本選手が124名であるのに対し、パラリンピックは38名となっています。
では、オリンピックと比べて、この中で、名前を知っている選手は…というと、1998年からパラリンピック通算10個のメダルを獲得しているチェアスキーの大日方邦子選手や、北京・リオパラリンピックに出場し、銀メダルを獲得した山本篤選手、スノーボードの成田緑夢選手らは知っていますが、オリンピックほど多くの選手名を語ることはできません。
すると、3月5日付の「日本教育新聞」のコラム「不易流行」に以下のようなものがありました。
ここに、引用・掲載させていただきます。
「失った機能を数えるな、残った機能を最大限に活かせ」。パラリンピックの父、英国の医師であるルートヴィヒ・グットマンの、よく引用されるフレーズ。リハビリからスポーツへの転換は「パラプレイジア」(対麻痺者)から「パラレル」(もう一つの)へと、オリンピックとの合成語である「パラリンピック」の意味の変化に重なる▼20年前の今日(5日)、わが国で初めて冬季パラリンピックが開かれた。くしくも平昌パラリンピック日本選手団の団長、大日方邦子さんが日本人初の金メダリスト(アルペンスキー)となった長野大会である。この大会を機に、国内のパラリンピック認知が広がった▼「パラリンピック」という言葉を知る人は増えたが、どのような選手がいますか? という問いに、すぐに名前が浮かぶだろうか。大日方さんは多くの人々から「選手の名前がスラスラとあがるようになる」ことが関係者の願いという(『パラリンピックを学ぶ』早稲田大学出版部)▼東京都が2020競技大会に向けた世論調査(平成29年1月)で「パラリンピック選手を何人知っていますか?」と聞くと「1人も知らない」42.6%が最も多かった。9日開幕の平昌パラリンピック。スポーツ競技に打ち込むアスリートの姿を見詰め、できれば一人でも多く、その名を刻みたい。夏の東京へ関心をつなぐために。
ちなみに、平昌2018パラリンピック冬季競技大会特設サイトには、「競技紹介」のページに、様々な競技の解説が載っています。そんなところからも、競技に対する理解が進むことと思います。
また、パラスポーツを応援している、フジテレビ(関東ローカル)の番組「PARA☆DO!」の動画(2分程度)をYouTubeで見ることができますが、そんな動画の視聴で、より理解が進むことと思います。
おそらく、古北っ子は、小学生でもあり、「1人も知らない」がほとんどだと思います。しかし、2年後には、東京でもパラリンピックが開催されます。ぜひ、この機会に、興味をもってもらい、上記サイトを訪問したり、平昌パラリンピックの競技を見るなどし、純粋に、競技を楽しみながら観戦・応援してもらえれば、と思います。
そして、一人でも多く、選手名を覚えてみてはどうでしょうか。
(※関連サイトはこちら↓)
■平昌2018パラリンピック冬季競技大会特設サイト
■【公式】PARA☆DO!(現在#94まで公開)