2018.3.19 6年生終了式式辞
- 公開日
- 2018/03/19
- 更新日
- 2018/03/19
校長室から
今日は、6年生が、卒業式より一日早く、修了式を行いました。
予行練習に続いて行われた式でしたが、しっかりした態度で、集中して臨むことができました。さすが6年生ですね。
修了式式辞は、以下の通りです。
ただ今は、6年生75名のみなさんに、修了証を授与しました。これは、「6年生」を修了すると共に、みなさんにとっては、小学校6年間を修了するものです。
このときの「修了」という漢字は「終わり」ではなく「修める」の「しゅう」を用いた「修了」となります。
この「修了」という言葉は、「きれめなく整え終えること」を表しています。
皆さんは、小学校での学業を全て整えるようにして終えたということです。しかし、学ぶことに終わりはありません。皆さんとの授業でキーワードとしてあげたように、これからの時代は、常に「学び続け」なければなりません。ぜひ、これから学び続け、豊かな人生にしてほしいと思います。
さて、大リーグで活躍するイチロー選手は、この春、移籍先がなかなか決まりませんでしたが、シアトル・マリナーズに入団することができました。コツコツと練習をしていたことを見ていた人がいるのです。大切にしたい姿勢ですね。
ちなみに、「44歳」で現役選手を続けることができました。
そのイチロー選手は、こんなことを言っています。
「壁というのは、できる人にしかやってこない。
超えられる可能性がある人にしかやってこない。
だから、壁がある時はチャンスだと思ってる」
きっとイチロー選手は、「今年は、もしかしたら…」と思ったかもしれません。しかし、その壁を乗り越えることができました。
みなさんも、小学校を卒業し、中学校へ進学すると、きっと、様々な壁があると思います。「たいへんだな」と思ったときは、「これが壁かも。でも、壁は乗り越えられる人にしかやってこない」と思い、ぜひ、自分が成長するチャンスだと思って、乗り越えてほしいと思います。
さて、明日は卒業式です。この「卒業式」の正式名称は、「卒業証書授与式」です。卒業証書を授け渡すことが本来の目的の式です。
ぜひ、卒業証書を受け取るときに呼ばれる名前に対する「返事」に、皆さんの思いをすべて込めて、さわやかに「はい」と返事をしてください。
参加された家族の方、来賓、4・5年生に、さすが6年生、さすが古北っ子というところを見せてください。
そして、磨きあげてきた練習の成果を発揮し、温かく、素晴らしい卒業式にしましょう。