2018.3.22 三月の空へ
- 公開日
- 2018/03/22
- 更新日
- 2018/03/22
校長室から
いよいよ、今年度も、明日の修了式を残すのみとなりました。
各学級では、お別れ会やお楽しみ会などが開かれ、最後の思い出を作ると、明日、一旦、今年の学級の仲間とは別れます。
修了式を迎えると、「この一年間、がんばったな」「4月からは、もっとがんばろう」と思えるのですから、日本人にとって、この時期はとてもいい節目です。
そんなこの時期を境に、ステップアップしたいと思っている子どもたちにピッタリな詩が、以下の「三月の空へ」という詩です。
三月の空へ 鶴見正夫
三月の空晴れて
陽にかがやくしろがねの山。
いま、その山なみをこえて飛ぶ気球。
そこに、きみがいる。
きみがよぶものはなにか、
かりたてるものはなにか。
それは
ありのままを
より広く
より正しく
ありのままに知りたいこころ、
新しい明日をひらく
芸術と科学のこころだ。
飛べ、
高く飛べ。
そそりたつ山をおそれず
やがてくる雲をのりこえて——
陽は一つ
つねに空にある。
卒業した6年生はもちろん、学年の節目を終えた5年生以下でも、新年度に向けて、高く飛んでほしいものです。
今日、体調不良で欠席してしまったお友達も、明日の修了式は、元気に登校し、級友と、今年度最終日を過ごすことができることを願っています!
※鶴見正夫(つるみ まさお 1926〜1995)児童文学作家。童謡詩人。1951年「あめふりくまのこ」で日本童謡賞受賞。平成3年サトウハチロー賞受賞。詩集も数多く出版。
※写真:Tonygc(GATAGより)