2018.3.29 桜の俳句
- 公開日
- 2018/03/29
- 更新日
- 2018/03/29
校長室から
校庭の桜は、まさに満開。
むしろ、よくよく見ていると、花びらが時折ヒラヒラと舞うものもあるところです。「えっ、もう散り始め!?」と驚きつつ、このまま多くの保護者・地域・古北っ子に見てもらわないまま、散ってしまわないか心配しています。
春休みであり、こんなにキレイな桜が、あまり人の眼に触れられないところが残念なところです^^
さて、そんな近年にない、早咲きの今年の桜。ここで、桜の俳句を調べてみました。日本人は、昔から、桜と共に生活を営んできたのがよく分かります。
ここに、主な、桜にまつわる俳句を紹介します。
❀徐ろに 眼を移しつつ 初桜(高浜虚子(たかはまきょし))
(徐ろ:おもむろ)
❀白々と たけて盛りや 初桜(原石鼎(はらせきてい))
❀初桜 折しもけふは 能日なり(松尾芭蕉(まつおばしょう))
(能日なり…よきひなり)
❀旅人の 鼻まだ寒し 初ざくら(与謝蕪村(よさぶそん9)
❀しんとして 露をこぼすや 朝桜(正岡子規(まさおかしき))
❀町内の 鶯来たり 朝櫻(泉鏡花(いずみきょうか))(鶯:うぐいす)
❀ときをりの 風のつめたき 櫻かな(久保田万太郎(くぼたまんたろう))
❀万葉の 池今狭し 桜影(杉田久女(すぎたひさじょ))
(桜影…水面に映った桜)
どれも、情景が目に浮かぶようです。
しかし、今年に関しては、「鼻まだ寒し 初ざくら」や「風のつめたき 櫻かな」は、今年には、少しあわない句となってしまいました。
いずれにしても、こうして、この一瞬に咲き誇る桜をながめながら癒されるのは、日本ならでは、ですね。
俳句を毎学期詠んでいる古北っ子みなさん。ぜひ、桜にまつわる句を作ってみてはいかが?
そして、新1年生のご家庭の皆さん、前撮りは今がチャンスですよ!
(※写真は、本校校庭の桜です)