学校日記

昭和19年 学校日誌

公開日
2018/08/31
更新日
2018/08/31

布袋の歴史

学校には、学校日誌というものがあり、校長室には、大正時代からのものが保存してあります。(抜けている年もありますが・・・)

今から74年前の昭和19年のものがあります。

昭和19年6月は、15日に米軍がサイパン島に上陸し、B29の本土空襲が始まっています。

下写真の右ページが6月23日(金)、左ページが24日(土)です。

いわゆる墨塗りで、終戦後、軍事色の強いところに墨が塗られています。

読み取るのは困難です。

他の日ですが、「警報解除」というのが墨で塗られていました。

23日には「午後一時より勤労作業」「午後三時半より職員会」
宿直記事の欄には、「引継時刻午後四時半」「奉安殿御異常ヲ認メズ」
「校舎内外異常無シ」「其他無」
と書かれています。

この日の欠席は6人でした。

「奉安殿」は、南側にあったもので、天皇のご真影、教育勅語などが納められており、毎日、点検していたことがわかります。

昭和19年6月23日は、昭和新山ができた日ですが、そのことには触れられていません。

24日には、「午後一時ニ字常会」「午後一時ヨリ職員講習」とあります。
宿直記事欄には「春田訓導午後九時半頃忘物を取りに来校。職員室へ入室。直ちに帰る」とあります。

当時の様子が想像できます。

墨塗りの部分が気になりますね。

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