【校長日記】 医師数国際比較
- 公開日
- 2015/08/25
- 更新日
- 2015/08/25
校長日記
夏休み中は、社会科に関係のある雑学を紹介しています。
今日は、医師数国際比較 です。
以前から、日本の医師不足は話題になっています。
といっても、小児科や産婦人科など、不足している分野は限られていますが・・・。
人口1,000人当たり医師数の国際比較(2013年)は次の通りです。
資料の中では日本は下から6番目、1,000人あたり2.3人です。
多い方からは、ギリシャ、オーストリアという順でした。
財政危機のギリシャが、医師数がダントツに多く、看護士が少なくなっています。
また、少し前は、イタリア、ベルギーがそれぞれ2位、3位でした。
ひょっとすると、高度な看護士に医師資格を与えたり、その逆であったりするのかもしれません。
医師の定義が曖昧なのです。
こうした数値は、注意が必要です。
出典は、「社会実情データ図録」http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1930.html
日本は、この10年で、2.0から2.3に増えています。
イタリアは、公的な診療機関は無料ですが、診察のみで治療はしないのです。
治療を受けたい時には、別に有料の医師にかかるのです。
医師数の違いは、診察のみの医師を数えるかどうかに依るのかもしれません。だから医師の数に違いがあるのかもしれません。
それでは、国民1人あたりの診療回数 は?
1 韓国 14.60
2 日本 12.90
健康保険制度のある国が多いのです。
韓国、日本の医師が忙しいはずです。
ここからあとは聞いた話です。
☆ ヨーロッパでは、インフルエンザぐらいでは医者にかからない。(費用も高額?)
☆ スイスの会社が製造したあのタミフルも、その4分の3以上を日本が買っていた。
こう考えると、医者のかかり方も考えなければいけませんね。