尾教研丹葉支部社会科研究部会 研修会
- 公開日
- 2015/08/25
- 更新日
- 2015/08/25
校長日記
今週は、毎日のように教職員の研修会が開催されています。
昨日は、尾教研丹葉支部社会科研究部会 研修会 が開催されました。
尾教研(尾張教育研究会)とは、尾張の教員で構成している研究会で、国語や社会など、23の研究部会に分かれて活動しています。
さらに、尾教研の各部会は、丹葉地区(江南・犬山・岩倉・大口・扶桑)の他、愛日、一宮、稲沢、海部、知多の6支部に分かれて活動しています。
昨日の研修会は、尾教研の丹葉支部の中の社会科部会が行ったものです。
来年の県大会に向けての理論の説明と、講演がありました。
講演は、セラミックス産業労働組合連合会 田上輝正氏です。
厚労省関係の委員を務められ、現在も、労働審判員などの公職に携わっておみえです。
演題は、「組織に求められる人とは」。
田上氏のこれまでの歩みを振り返ったあと、労働運動、じん肺対策、労働裁判制度の話を伺いました。
社会科教師でも知らないリアリティのある話ばかりで、大変勉強になりました。
最後に、「企業が求める人材とは」を語っていただきました。
最も印象に残っているのは、「企業が求める人材」は採用してから企業が育てるから、学校は考えなくてもよい。学校では、基礎的な生きる力を育ててほしい。というものでした。
あえていえば・・・
耐力・胆力のある人
コミュニケーション能力
ストレスを感じつつ、ストレスに強い人
ある程度の負けん気、プライド、恥ずかしいと思う心
わからないことはわからないと尋ねる勇気
笑顔で会話ができる声が大きい人
否定でなく、肯定から入る人
その他、「学力は重要だがすべてではない」
「今学んでいることを学べば得なんだ」と思わせるのが教育
などなど、示唆に富むお話をたくさんいただきました。
今後に生かしていきたいと思います。
田上さん、ありがとうございました。