学校日記

【校長日記】 巨大なオーケストラの編成は?

公開日
2016/05/26
更新日
2016/05/26

校長日記

明日は、いよいよセントラル愛知の演奏会です。

4月4日のウィーンフィルは室内楽編成だったのに対して、今度は一管編成のオーケストラ。一般に、管楽器が1本(ホルンは2本)と弦楽器、打楽器が入るもので、30数名で編成されます。
二管編成は50数名、三管編成で80名弱、四管編成は100人を超えると書きました。

 では、四管編成が最高?

 いえいえ、上には上があります。

五管編成 の有名な曲は
マーラー 交響曲第6番、交響曲第8番
リヒャルト・シュトラウス  アルプス交響曲
ストラヴィンスキー 春の祭典
ショスタコーヴィチ 交響曲第4番、交響曲第7番

 六管編成、七管編成はとばして、
八管編成 
ブライアン 交響曲第1番「ゴシック」

 Wikipediaの説明を引用します。
史上最大、最長の作品[編集]

この作品は、クラシック音楽における最長の交響曲であり、かつもっとも大きな楽器編成を持つ作品であると言える。
オーケストラは8管編成をとる。
ベルリオーズの「葬送と勝利の大交響曲」は大編成の吹奏楽に大人数の弦楽合奏と合唱が加わるという巨大編成であるが、弦楽合奏が任意であり、ユニゾンが多く、編成を縮小しての演奏も可能であることから、「その編成でしか演奏できない」という条件においては、『ゴシック』が「最大編成の作品」となる。

 演奏時間に関しては、リチャード・ロジャースの作曲した交響曲『海の勝利(en:Victory at Sea)』が演奏時間13時間と最長であるが、テレビのドキュメンタリー番組のための音楽の「編曲」であり、常軌を逸した長大さであることなどから、「常識的な」作品であり、編曲作品ではなく知名度も高い作品としては、演奏時間が約106分の『ゴシック』が「最長の交響曲」であると言える。


ちなみに、合唱の人数も入れると、マーラーの交響曲第8番は、初演では1000人で演奏しました。

内訳は、指揮者がマーラー自身、楽器奏者171人、独唱者8人、合唱団850人
合計 1030人

下の写真は、レオポルド・ストコフスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団による米国初演(演奏者1068人)の様子です。
 写真は、Wikipediaから借用しました。
 

このように、クラシック音楽は長いというイメージはありませんか?

確かにそうですが、明日は短い曲が中心です。

どうぞ、お待ちしております。