学校日記

「考える力」がある子の育て方 −4−

公開日
2017/05/27
更新日
2017/05/27

家庭で育つ

今読んでいる本を紹介します。著者は山本紫苑氏。

『「考える力」がある子の育て方』
PHP研究所
サブタイトルが、わが子の能力を伸ばす親の習慣です。


第4章はこんなときは考えさせどき

タイトルのみ紹介します。

あきらめるのではなく、解決策を考えさせる
欲しい理由をはっきりさせる
感情の変化を話題にする
買い物にいっしょに行く
誕生日などのイベントをいっしょに計画する
幼稚園や学校でのトラブルを復習する
ニュースを題材に教える
いけない事をしている人について話し合う
叱ると謝罪をセットにしない

1は、いきなり手助けをしないということです。
「何がしたいの?」「どうしたらいいの?」

やはり、ここでも「」がポイント。

学校の授業は「発問」と「考える時間」、そして「発言」で構成しますが、同じですね。


2もよく見られます。
「みんなが持っている」のは理由になりません。

「みんなが持っているなら、あなたは持っていなくてもいいんじゃないの?」と返せばよいのです。

子どもはいろいろな物をほしがりますが、なぜ欲しいのか、何に使うのか、どうやって遊ぶのか、本当に好きなのかまで考えさせる事が大切です。


7つめは、社会科教師としては特にお薦めです。
発達段階に応じて、ニュースを見ながら「なぜ○○なのか分かる?」
「〜なんだね」などと問いかけてあげることで、社会への関心が高まります。


最後は、叱るときには、その理由を具体的に教えてあげる事が大切です。
「どうして叱られたと思う?」「なぜ怒っているのだと思う?」
こうして理由を聞く事も大切ですね。