【社会科こぼれ話】江戸時代の「石(こく)」って何?−3−
- 公開日
- 2018/12/17
- 更新日
- 2018/12/17
社会科お役立ち情報
前回の続きです。
「1石」とは、容積の単位であり、一般には米の容積(180リットル=2.5俵)ということが分かりましたね。
また、米1石の重さが、150kgであることもわかりました。
今日は面積です。
【 面 積 】
江戸時代前半までは、1日に食べる3合が収穫できる面積を1坪 (畳2畳分 1間×1間 約3.3平方メートル)としていました。
さらに、1年間で食べる米(1000合=1石)が収穫できる広さを1反 としました。
約1000平方メートルです。
下の布袋小学校の地図のオレンジ色の部分が、1反の広さです。
現代では、1坪で4倍の12合ほど収穫でき、1反(300坪)では4石の米(10俵分)を収穫できるそうです。
ある有機栽培農家では、だいたい1反で8俵ぐらいだと聞きました。
場所や製法、米の種類によっても違うようです。
容積、重さだけではなく、広さの単位も「米」をもと にしていたのです。
驚きですね。