樹は見ていた
- 公開日
- 2024/05/18
- 更新日
- 2024/05/18
校長室より
正門の樹を剪定していただいています。ソメイヨシノです。この春も美しい花を咲かせてくれた桜の樹ですが、木の中が枯れており、落枝(らくし)と倒木の危険があると判断されたので、クレーンを使っての大規模な剪定をしていただきました。
樹を切る音を聞くと、少し切ない気持ちがします。
「きっとここで長い時間、布袋北小学校を見てきたんだろうなあ。楽しいことも、つらかったことも…。」そんな思いが寄せてきます。
何年ここで見守っていたのだろうと思い、昔の写真が残っていないか調べてみました。
本日剪定を行っていただいた方から「50年くらい前の木でしょうね。」とおっしゃってみえたので、過去の記録を探してみると、
見つけたのは、昭和53年(1978年)の布袋北小学校の頃の写真でした。この写真にソメイヨシノが写っています。その前の昭和50年(1975年)鉄筋コンクリート3階校舎が竣工し体育館の工事が始まった頃の航空写真には、(小さな写真なので詳しくはわかりませんが)木が無いように思われます。昭和50年というと、まさしく「約50年前」となります。
正門には、もう1本桜の樹があります。この樹は、「元気」とのことです。これからも、きっと私たちの生活を見守ってくれると思います。