『遠い光にてらされるニジマス』
- 公開日
- 2025/01/09
- 更新日
- 2025/01/09
校長室より
4年生の版画の作品を見ているときに、一人の作品とタイトルに目を奪われました。
『遠い光にてらされるニジマス』
なんという美しいことばで作品を表現していることでしょう。
「光にてらされるニジマス」ではなく、
『遠い光にてらされるニジマス』
あえて「遠い」ということばを使っていることがすばらしいと思います。
作品をつくった布北っ子が、どんな思いでこの作品を仕上げたかを「もっと聴きたい」と思ったので、聴きに行きました。すると、「お父さんと一緒に釣りに行った思い出」「キラキラと輝いていたニジマスの姿」等、たくさんの話を伝えてくれました。
過去の思い出を現在(今)という遠い時間から自分で見つめ、「楽しかった」「輝いていた」場面を表現したいので、「遠い」ということばが湧(わ)いてきたのではないかと思いました。
作品もタイトルもすてきな作品でした。