北部中男子バスケ部最後の戦い
- 公開日
- 2026/07/06
- 更新日
- 2026/07/06
部活動
+3
4日(土)にKTXアリーナで管内大会の1回戦が行われました。1回戦の相手は犬山EASTです。昨年ベスト4に入った城東中のメンバーが何人か残る強豪チームです。強い気持ちをもって、今までやってきたことを出し切れるかがテーマでした。
前半からフルスロットルのオフェンスにディフェンスでした。生命線であるプレッシャーDFは能力の高いプレイヤーにも十分通用して、いきなり8-0のランを見せます。エースセンターを中心にインサイドにボールを集め、得点をもぎ取っていきます。お互いにファウルもありましたが、イージーミスは限りなく抑えられ、緊張感のあるいいゲームをしていました。前半は北中ペース、14点リードで折り返します。
後半、相手がインサイドを固め、対策を立ててきます。ファウルぎりぎりのところでディフェンスの強度を高めてくると、北中の得点が止まります。また、懸念していた、相手の速攻、そして3Pがどんどん決まっていきます。北中も応戦しますが、じわじわと差を詰められていきます。
勝負の4Q。相手の勢いをなんとか押し返しますが、逆転を許します。残り2分、9点ビハインドのところで、タイムアウト。「絶対に追いつける、逆転できる!」みんなで確認し合い、全員の目に炎が燃え上がっていました。ここから一気の攻勢、執念の追い上げ!残り17秒、追いつきます。しかし、そのまま両者決めきれず、60-60の同点で3分間の延長戦へ。
気持ちの戦いとなる延長戦。1分30秒が過ぎても、両者ノーゴール。延長先制は北中!リバウンドからのねらい通りのゴール。2点リードしたかと思いきや、相手の3Pで逆転を許します。その後、リングへアタックしますが、相手に阻まれて、ボールが外に出そうになったところ、両チームの選手が粘りのジャンプ!北中選手が片手一本でコートにボールを戻すと、途中出場の副キャプテンがキャッチ!からの逆転ゴール!しかし、相手が逆襲のリングアタックで64-65。残り15秒で1点ビハインド。タイムアウトで「最後はキャプテンの一本にかけよう!」プレー再開。スクリーンからキャプテンにボールが渡り、ペイントエリアへ相手が必死のディフェンス。キャプテンの最後のシュートが放たれ、、、リングに嫌われ、無情のブザーが鳴り響きました。
大会までの準備はやり尽くし、試合ではすべてを出し切りました。あと1本が、あのシュートが、、、と子どもたちは号泣し、コートでもベンチでも全員立ち上がれませんでした。
試合後、学校に戻り、3年生が号泣しながら、仲間へ、後輩へ、先生への思いを語りました。「正直やめたいと思ったこともあったけど、チームのみんなが引き留めてくれたおかげで最後、あんなにいい試合をベンチで見ることができた。ありがとう。」「1,2年生、いっしょに練習してきてくれてありがとう。地域移行で形は変わるかもしれない。色んな学校が集まってきた中で北中バスケ部であることに誇りをもって、活動していってほしい。」「自分は問題ばかり起こしていたけど、先生やみんなが見捨てずに最後までいてくれたおかげで今があります。みんな、迷惑をかけてすみませんでした。ありがとう。」
最後にキャプテンが語ります。「1回戦で負けてしまったけど、これまでやってきたことはなくならない。みんなには、このメンバーでバスケットができたことが幸せだったと思い続けてほしい。先生じゃなかったら、こんなにバスケットを好きになっていないし、こんなに熱くなることもなかった。こんなに熱く、バスケットができたのは先生のおかげです。先生がバスケ部の顧問で本当によかったです。ありがとうございました。」今、泣きながら文章を打っています、、、土曜日から半年分は涙を流しました。自分は幸せ者です。本当に子どもたちに恵まれたと思います。
3年生は、1人1人熱い思い、気持ちはあるけれど、それを大きなエネルギーに変えて、言語化したり表現したりすることが苦手でした。自分に自信がもてないことでプレーがうまくいかず、涙を流す子。試合になると、パニックを起こし、ミスを連発して頭を抱える子。力はあるのに、すぐに味方にパスをして、泣きそうな顔をしている子。およそ、バスケットボールという競技をやるには向いていないんじゃないかという子たちだらけでした。しかし、1日1日、失敗と成功を繰り返し、TRY&ERROR!仲間、後輩と切磋琢磨、先生から叱咤激励、地道に努力を続けてきたことで、本当に強くなりました。最後の4Q。残り2分で9点ビハインドの場面、これまでのあの子たちだったら、追いつけずに終わっていたと思います。あのときの執念の粘り、延長戦での躍動した姿、全員の気持ちが入ったゴール。あのとき、子どもたちは自分の想像を超えました。サッカー日本代表の粘りを思い出しました。あんなに強くなった子どもたちを見られる日が来るとは!試合では負けましたが、人生という勝負において、ギリギリ大逆転勝ちです。素晴らしい景色を見せてくれたみんなに心からの感謝を伝えたい。本当にありがとう!
大会2日目終了後、総務長の先生から尾北の顧問全体に以下のようなお話がありました。
「昨日、Cコートの片付けを江南北部中学校の男子が手伝ってくれました。北部中はその前の試合で敗退し、TOをした後でした。落ち込んでいる中でも手伝ってくれたおかげで早く片付けが終わり、本当に助かりました。生徒が絶対にやらなくてはいけないことではありませんが、自分たちがどんな状況であれ、使わせてもらった場所への感謝等をこういった形で表現してくれて、本当に素晴らしい生徒たちだと感じました。」
有り難いお言葉です。バスケがうまくなることやチームの勝ち負けも大切ですが、こういったことを陰ながらできる人たちになってほしいと思って一緒に過ごしてきたので、うれしかったです。多くの人が見ていて喝采を受けることも大切ですが、地道に人のために行動する。サッカーW杯で会場のごみ拾いをしたり、きれいに掃除したりする日本人サポーターが世界で称賛されています。こういったことに、すべての人が誇りをもつべきだと考えています。総務長の先生、子どもたちの行動を価値付けていただき、ありがとうございました。
勝ち負けだけではない、部活を通して得た、「大切なもの」は必ずや君たちの人生を支えてくれます。その大切なものを胸にこれからの人生を歩んでいってほしい。3年生は受験というこれまでにない大きな戦いに挑んでいくことになります。バスケ部で培ってきた努力、闘志、粘りはすぐにでも生かされるはずです。君たちなら然るべき進路を選択し、最高の笑顔で卒業式を迎えてくれると信じています。社会の授業でよろしく!2、1年生、先輩から受け継いだ大切なものを胸に明日から踏みだそう!土日や夏休みの活動はなくなりますが、北中バスケ部はなくなりません。形や方法は変わるかもしれませんが、「自律・信頼・愛感謝」の精神は不滅です。いっしょに強く、優しくなろう。
最後に、保護者の皆様。子どもたちには厳しい言葉もかけました。苦しいハードワークに、チーム内での激しい競争など、楽しかった事ばかりではなかったと思います。今、子どもたちが胸を張って、今日を迎えられるのは保護者の皆様の支えのおかげです。心が折れそうになったときに保護者の方の言葉が、支えてくれた手が子どもたちを一歩前へ踏み出す勇気につながったはずです。本当に、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。
会場施設、相手校、審判、役員の先生方に感謝。君たちの見えないところで大会が成り立っています。多くの方々に支えられて、バスケットができたことに感謝しよう。これまで北中バスケ部に携わっていただいたすべての人、もの、こと。このメンバーでバスケットができたことに最大限の感謝。北中バスケ部、永遠に1,2,3,TEAM!!
※長文、大変失礼しました。


