男子バスケ部 準決勝・3位決定戦
- 公開日
- 2023/07/10
- 更新日
- 2023/07/10
部活動
昨日、KTXアリーナで準決勝・3位決定戦が行われました。準決勝の対戦相手は扶桑北中です。この試合は今まで最大の課題にしてきたチームの一番悪いところが出た試合でした。エースキャプテンのプレーに頼る。自分のシュートチャンスに逃げのパス。初歩的なミスからテンションを下げて、消極的なプレーの連発。それに伴って、ベンチからの声がなくなる。DFは能力の高い相手に対して、前半を20点に抑えることができました。プレッシャーDFと2線3線のカバーリングは効いていたんです。しかし、多くの時間を費やして練習してきた攻撃面で戦っていたのは、00番のキャプテンだけでした。もう一人のキャプテンはどんなときでもチームを盛り上げ、試合後には声がつぶれていました。その声がハーフタイムになっても出ず、、、。顧問だけが声を張り上げる、むなしいゲームでした。前日のHPで力を出し切れば、ナイスゲームになると書きましたが、それがなければ、結果は火を見るより明らかでした。相手の強さはもちろんですが、自分自身に負けた大きな敗戦でした。
試合終了後、彼らに語りかけました。「次の試合でも応援してくれている方々にこの姿を見せるのか?」「○○がいたら、一番に声を出しているんじゃないか?」「これで負けて引退です、と○○に胸を張って言えるのか?」実は、昨日のHPであげましたが、3年生のメンバーが体調不良で無念の欠場をしていました。「○○を西尾張に連れて行こう!」とみんなで決意していました。全員で集まり、生徒中心に30分を超えるミーティング。「自分たちは戦っていなかった。ミスを恐れず、一人一人が戦おう!」一人一人が1試合目の自分を吹っ飛ばし、全員で奮起!3位決定戦の前には1、2年生もフロアに呼び、円陣。1番のキャプテンきっかけに「1,2,3,TEAM!!」みんなでシャウト!全員のエンジンに火がつきました!
迎えた3位決定戦の相手は扶桑中。秋の新人戦の3決と同じ相手。これまで練習試合で何度も戦ってきたライバルです。序盤からシーソーゲームの激しい展開。相手のオールコートDFにひるむ場面もありましたが、負けじとこちらもプレッシャーDFからの速攻で得点を重ねていきます。準決勝とは打って変わって、全員がバスケットにアタック。シュートを外す場面も多々ありましたが、みんなでリバウンドを取って入るまで打ち続ける。ボールを取られたらみんなで取り返す。これぞ、北中バスケという姿を体現してくれました。試合の最大のハイライトは3Q残り2分30秒。エースキャプテンの00番が痛恨のファウル4つで交代。相手ベンチは大盛り上がりです。「ここで気持ちが引いたら負ける。」「キャプテンが戻ってくるまで踏ん張るぞ!」「もう、1人だけに頼っているとは言わせない!」残りのメンバーが一念発起。炎の全員バスケットで相手エースがいるにも関わらず、3点差のリードを守り切りました。これで流れは一気に北中へ。最終Qはキャプテンが復帰、柱となって活躍。しかし、1人だけでなく、他のメンバーが相手エースのアタックを死守。チームに勢いを与える3Pを連発。まさに、総力戦。最後はキャプテンのフリースローと安定したキープ、5点差の激闘を勝ち切りました。西尾張大会出場決定です!!応援していた先生からは「準決勝と別のチームに見えました。」という言葉。本来の姿を見せられた決定戦でした。
すばらしいゲームを見せてくれたことに加えて、試合後、ラインテープをはがしたり、最後までゴールを片付けたりする姿に尾北の代表になる資格をもったチームであると思いました。
今日も会場に駆けつけてくれたOB、応援ありがとう。会場校、相手校、審判、役員の先生方に感謝。中学校の先生以外に審判をしていただいた方がいる。古知野中女子バスケ部のみなさんの前日準備。君たちの見えないところで大会が成り立っています。最後に、保護者の皆様の応援、声援、支えに感謝いたします。ありがとうございます。西尾張大会まで2週間。課題だらけのチームなので、まだまだ伸びます。このメンバーでバスケットができること。幸せと感謝を胸に1,2,3,TEAM!!
※長文、大変失礼しました。

