学校日記

先生方の研修会

公開日
2012/08/26
更新日
2012/08/26

その他

 24日金曜日に、午後から「江南市教職員交通安全協会総会」と「江南市教育研究会研修会」が市民文化会館で行われました。この会は夏休みを利用して,江南市の先生方が交通安全について研修を深めたり、講師を招いて見識を深める講演を聴いたりする会です。
 交通安全協会では,江南警察の課長様より最近起こっている近隣の交通事故の状況や日頃の運転で注意することなど交通安全への留意事項をお聞きしました。また,後半の研修会では,群馬大学大学院工学研究科教授の片田敏孝先生による「命の守る主体的姿勢を育む防災教育〜大津波から生き抜いた釜石市の子どもたち、その防災教育に学ぶ〜」と題した講演をお聞きしました。
 昔から三陸では「津波てんでんこ」(津波が来たらてんでばらばらで逃げる)という言葉が言い伝えられています。津波が来たら,「自分の命は自分で守る」ことしかできなく,個人でその場でできる「最善を尽くし」,「率先避難者になること」が多くの命を救い,その集落を存続させられることを学習してきたからこそある言葉です。
 今回の講演では,あの大震災の中で釜石市では管理下にあった小中学生が全員無事であったのは,片田先生がこのことを「津波防災教育として」小中学校で言い続けてきた成果であったことがよく分かりました。我々が日頃行っている教育の中でも,「危機回避避難」をしなければならないことが起こると思います。「命を守る」ための大原則がそれぞれの場合によって異なると思いますが,「最善を尽くし」「率先避難」させることは大切であると感じました。

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