学校日記

◆親の背中を見せる…

公開日
2013/01/10
更新日
2013/01/10

校長室から

 三学期が始まり、寒さをものともせず元気よく遊んでいる子どもたちの姿に心が和みます。恒例の大縄大会の練習が始まり、掛け声や歓声が校庭に響いています。
 親の背中を見て子は育つ。よく言われますが、親のどんな姿を見て子どもが育つのでしょうか?食べることに懸命であった時代、私は、家族を養うために必死に働く親の姿を間近に見、一生懸命勉強して、父母に楽をさせてあげたいと思っていました。この寒い時期、母の手はあかぎれてひび割れており、ゆっくり話をする閑などありませんでしたが、母や父の姿から、親の大きな愛情を感じていたように思います。親への感謝の念は、親の期待に応えようとする気持ちにつながり、学生時代の生活は充実していたと思います。
 今、親の思いとはうらはらに、親にしてもらうことが当たり前のように考え、周囲に対しても自己中心的な接し方をする子どもの姿も見られます。幼いながらも子どもたちが、家族や仕事への思い、自分の存在や今の時間についてしっかり考え、大切にしてほしいと思っています。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。