学校日記

全国学力学習状況調査

公開日
2014/04/21
更新日
2014/04/21

校長室から

明日、4月22日(火)には、6年生を対象に、全国学力学習状況調査が行われます。

まだ誤解をされている方も多いようですが、これは、「『テスト』を行い、その結果から、学校や地域の順位を洗い出し、結果がよくない地域や学校に『喝』を入れる」ということが目的のものではありません。
簡単に言うと、以下のようなことが目的となっています。

・どのような問題ができていないのか。どんな学力がついていないのか。
・学校の教育実践と学力にどんな関係があるのか。
・子供の意識や生活習慣と学力にどんな関係があるのか。
・家庭の意識や生活習慣と学力にどんな関係があるのか。

などを「調査」し、将来を担う子供達が適切な力をつけていくには、学校・家庭・地域・社会がどうするといいか、その方向性を探るためのものです。

ちなみに、昨年実施された調査から、興味深い結果があったので、紹介します。

子供の学力に、親の年収や学歴が比例すると言われていますが、環境的にそうでない家庭も結果を残しているところもあり、そんな家庭の共通項が浮かび上がっています。それは、

・朝食などの生活習慣が整っている。
・読書を勧めたり、読み聞かせをしたりしている。
・保護者自身が授業参観や学校行事に参加する。
・家で計画的に勉強する。

などです。それほど難しいことでないようなものもあり、環境が必ずしも結果を左右するわけではない、ということが分かります。

できることから家庭で実践することが大切なようです。