学校日記

乳歯を虫歯にさせない大切さ

公開日
2014/04/16
更新日
2014/04/16

校長室から

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本日の1・3年生を皮切りに、歯科健診が始まりました。

ところで、小学校の虫歯の保有率はどのくらいでしょうか。
実は、この10年〜20年で随分と改善されているようです。

小学校では、平成15年と比較すると、この10年間で、71%から54%に低下しています。 
また、中学1年生の虫歯の本数も、平成5年の「4.1本」から「1.05本」と、この20年間で4分の1にまで減っています。

しかし、平成25年度のデータによると、小学1年生が49%だったのに対し、4年生では61%になっているのです。
その後は、歯が生え替わる本数も増えることから、5年生で54%、6年生で45%になりますが、小学校に入学してから、10%以上の児童が新たに虫歯をもつようになっています。

「乳歯が虫歯になっても、永久歯に生え替わるからほおっておいても大丈夫だろう」という考えは、実は違うようです。

日本大学歯学部の尾崎哲則歯学博士は、乳歯の虫歯による歯の欠損や、永久歯が虫歯になることが原因で、歯並びが悪くなると言われます。
歯並びが悪くなれば、さらに虫歯になりやすくなったり、歯垢や歯石がたまりやすくなり、歯茎を痛め、虫歯以上にダメージが大きくなることもあります。

虫歯の数は減ってはいるようですが、より良い歯を維持するためにも、乳歯で虫歯にしないことが大切なようです。
幸い、古北っこは、他と比較しても所持率は低いようですが、一生つきあっていく歯です。丁寧な歯磨きを心がけたいところです。