国際宇宙ステーションを見てみよう
- 公開日
- 2014/04/24
- 更新日
- 2014/04/24
校長室から
「国際宇宙ステーション(ISS)」をご存じですか。
「サッカー場」くらいの大きさで、地球及び宇宙の観測、宇宙環境を利用した様々な研究や実験を行うための巨大な有人施設です(左の写真)。
現在は、日本人の若田光一さんが、船長を務めています。
そんなISSは、条件がそろえば、日の出前と日没後の2時間ほどの間に、地上から「肉眼」で見ることができるのです。
ちょうど、そのタイミングが明日やってきます。
しかし、地上から約400km上空を秒速約7.7km(時速約27,700km)で、地球を約90分で1周し、1日で約16周するというのですから、なかなかのスピードです。
見える時間帯はわずかです。以下にその時間をお知らせします。
見え始め 19:37 北西の方向(地上から11度の高さ)
最大仰角 19:40 南西の方向(地上から61度の高さ)
見え終わり19:42 南南東の方向(地上から22度の高さ)
となっています。上記の通り、見える時間はわずか5分です。
しかし、飛行機より少しスピーディーに飛んでいく明るい光を、望遠鏡などを使わずに肉眼でみることができます(右の写真のイメージ)。
宇宙を飛ぶ「ISS」をこうして見ることができると、なんだか宇宙にいる若田船長ともつながっているような気がしてきます。きっと、若田船長はじめ、各クルーも、ISSから、日本列島を見ていてくれることでしょう。
そう考えると、なんだか不思議な気持ちになりますね。
雲がないことを祈って、ぜひ、皆さんも見てみませんか。