慣れ
- 公開日
- 2014/05/01
- 更新日
- 2014/05/01
校長室から
5月になりました。新しい学年になり、早いもので1ヶ月が経ちました。
新しい学年・学級にも、多くの人が「慣れ」てきたことでしょう。
さて、この「慣れ」という言葉には、以下のように、二つの意味があります。
■1 たび重なってなれること。習熟すること。
■2 同じ刺激を繰り返し与えると、それに対する反応がしだいに弱くなり、やがて消失すること。
ワクワク、ドキドキしながら、新しい学年・学級のシステムに慣れようと、みんな一生懸命で、とても気持ちよく動きます。やがて、そのシステムにも慣れ、スムーズな活動となり、規律ある学校生活が送れます。
しかし、逆の意味で慣れてしまうと、最初の緊張感はどこへやら。
「これくらい、まぁいいか」と、「しっかりやるぞ!」という姿勢が薄れていきます。
「慣」という漢字は、「忄」+「貫」と書きます。「忄」(りっしんべん:立心偏)は、「心」の意味があります。すなわち、「心を貫く」ことで「一貫したやり方に沿った気持ち」のことです。
ぜひ、この年度の最初に身につけた約束事や目標に対して、いい意味の「慣れ」にしてもらって、これからもがんばってほしいと思います。
がんばれ、古北っ子!