学校日記

スマホのルール

公開日
2014/05/06
更新日
2014/05/06

校長室から

全国学力学習状況調査の児童質問紙の昨年度と今年度の同じ質問を見ると、少し状況が変わってきていることに気づきます。

■H25 普段(月曜日から金曜日),1日当たりどれくらいの時間,テレビゲーム(コンピュータゲーム,携帯式のゲームも含みます。)をしますか。
■H26 普段(月曜日から金曜日),1日当たりどれくらいの時間,テレビゲーム(コンピュータゲーム,携帯式のゲーム,携帯電話やスマートフォンを使ったゲームも含みます。)をしますか。

■H25 普段(月曜日から金曜日),1日当たりどれくらいの時間,インターネット(携帯電話やスマートフォンを使ってインターネットをする場合も含みます。)をしますか。
■H26 普段(月曜日から金曜日),1日当たりどれくらいの時間,携帯電話やスマートフォンで通話やメール,インターネットをしますか。(携帯電話やスマートフォンを使ってゲームをする時間は除きます。

■H26(新設) テレビのニュース番組やインターネットのニュースを見ますか。(携帯電話やスマートフォンを使ってインターネットのニュースを見る場合も含みます。)

と、携帯電話やスマートフォンが、この一年で、児童の生活の中にも大きく関わってきているのが分かります。

今日(5/6付)の中日新聞の社説に「スマホのルール」という見出しで社説が掲載されていました。冒頭には、以下の文がありました。

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スマートフォンや携帯電話を手放せない子どもが増え、社会問題化している。利便性とトラブルが同居する空間とどう向き合うべきか。人と人との生身のつながりの大切さを考え直す機会としたい。

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子どもたちの周りには、携帯電話、スマホだけでなく、携帯音楽プレーヤーや携帯ゲーム機など、ネットにつながるものばかりです。
昨年の全国学力学習状況調査の結果を見ると、「一日一時間までインターネットを利用する」という子どもの成績が最も良く、それ以上になると成績は下がり気味になるという結果も出ています。

上手に情報収集したりコミュニケーションツールとして活用したりすればいいですが、間違った使い方をしたときに伴うリスクはあまりにも大きすぎます。

先日の結婚式で、新郎の勤める小学校を卒業した中1になった教え子達が、揃ってスマホや携帯電話で写真を撮っているのをみて、「今の時代だなぁ」と妙な感心をしていたものです。
これらのツールは益々増えていくことでしょう。持っている家庭、これから持たせる家庭は、確実にルールを決めておく必要があると思います。そして、スマホや携帯電話に頼りすぎない、人と人との生身のつながりも大切にしたいものです。