愛知県小中学校長総会教育講演
- 公開日
- 2014/05/17
- 更新日
- 2014/05/17
校長室から
昨日は、金山で行われた、愛知県小中学校長総会に参加し、東北楽天ゴールデンイーグルス球団社長である、立花陽三さんの講演会を拝聴しました。
2012年8月に、球団社長に就任した立花さんは、着任1年後に、2013年の球団日本一を達成するなど、43歳という若さでありながら、その経営手腕は、各界から注目される人物の一人でもあります。
そんな立花さんは、野球は全くの素人だったにもかかわらず、三木谷オーナーから、「黒字化」と「優勝」の二つの目標を託されたのだそうです。すると、古い体質の残る球界の在り方を変えるべく、まず、監督・コーチ・選手・裏方スタッフ・球団職員の300名が、「共に勝利を追究する仲間」として「尊敬し合う家族」になる組織作りから始めたそうです。
そしてそこに、「客観的にチームを分析すること」「目指す数値目標を設定すること」の二つを掲げ、「情報に投資」すると同時に、2013年は、見事、パ・リーグ優勝、日本シリーズ優勝を達成したのでした。
また、楽天という球団は、選手が何を、職員が何を考えているか、話し合えるようになっている体制づくりができており、大一番で思い切ったオーダーを変える、男気にあふれた星野監督の采配などが見事に絡み合った結果が、優勝をもたらしたとも言ってみえました。
さらに、東北の被災地を支援・応援する活動や、数々の社会貢献のプロジェクトには、感銘を受けるものがあり、そのあふれるエネルギーやアイデアの多さに驚きました。
そんな足跡を知ることができた動画は、胸が熱くなるものがありました。
最後に示された、立花さんが心がけている「目標とゴールを明確にする」「正しいことをやる」「コミュニケーションを大切にする」の三つキーワードは、どの業界でも当てはまることであり、学校経営にも大いに参考になるものでした。
年齢の近い立花さんからは、大いに学ばせていただき、また刺激を受けました。
「みんなが夢中になれる」古知野北小学校にするヒントがたくさん得られた、有意義な時間となりました。