教科「生活」
- 公開日
- 2014/07/07
- 更新日
- 2014/07/07
校長室から
1・2年生は、教科に「生活」があります。スタートは1992年なので、多くの保護者の方は、学ばなかった教科ですが、そろそろ、保護者の中にも、「勉強しましたよ」という方もみえてくる世代になってきました。
この教科の目標は、「身近な人々、社会、自然とのかかわりに関心をもち、自分自身や自分の生活について考えるさせること」が主です。最終的には、「それらの過程において、生活上必要な習慣や技能を身に付けさせ、自立への基礎を養う」というのですから、スケールは大きく、あなどれません。まさに、理科と社会が廃止し、大きく舵を切って、新しく生まれた教科だけあります。
さらに、学習指導要領には、その内容の一つに「身近な自然を観察したり、季節や地域の行事にかかわる活動を行ったりなどして、四季の変化や季節によって生活の様子が変わることに気付き、自分たちの生活を工夫したり楽しくしたりできるようにする。」と記載されています。まさに、この季節は、1年生では、校内外で季節感の漂うものを見つけたり、アサガオを観察したりし、2年生では、野菜を収穫したり、ミニトマトを観察したり、おたまじゃくしを探しに行ったりします。また、本校では、七夕の飾り付けをしますが、学校によっては、生活科をベースにもっと深く「七夕」に絡めて、授業実践をするところもあります。
自然に触れ、季節を感じ、社会や自然にかかわることを意図的にしないと、なかなか感じることができない社会になってきました。しかし、ここ古知野北小学校は、まだまだ自然が残り、地域との関わりも深く、多くのことを学ぶことができます。ありがたい限りです。
家庭でも、今日のような「七夕」や二十四節気の節目にあたる日には、季節に関わる話題をしてみるのもいいかもしれませんね。