学校日記

「国立青少年自然の家」での長期体験学習

公開日
2014/07/13
更新日
2014/07/13

校長室から

「国立青少年自然の家」という、独立行政法人国立青少年教育振興機構が運営する、宿泊型の青少年研修施設があります。国が運営しているので、施設利用料は高くなく、学校の宿泊学習などでも、よく利用される施設です。「北部中」でもかつて、利用していたことがあります。

この近くでは、福井県にある「国立若狭湾青少年自然の家」がありますが、北は北海道から、南は鹿児島県まで、全国14箇所に「国立青少年自然の家」があります。

これらの施設では、通年に渡り、学校やスポーツ少年団、子供会など、各種団体を受け入れ、宿泊学習を行っています。しかし、夏休みや連休などには、施設主催の事業があり、その内容の濃さと、リーズナブルな参加費で、全国から申込者が殺到する事業もあるほどです。

例えば、「若狭湾」の自然の家では、8月17日(日)〜23日(土)の「6泊7日」という期間で行われる「若狭湾 海の自然学校」という人気企画があります。
全国から集まった16名の小学生(4〜6年)とスタッフ(施設の人と、大学生のボランティア)が、シーカヤックに乗って、無人浜に行き、そこでテントを張り、自給自足の生活をしたりします。数年前までは8泊9日というさらに長い期間で行われており、当時、ラッキーなことに我が家の子供たちは抽選に当たり、2年連続で、姉、妹の順に参加することができました。
食器作りから、飯ごう炊飯、釣りをして魚をさばくなどの自炊はもちろん、トイレの設営まで、全て自分たちで行います。それは貴重な体験の数々で、迎えに行く頃には随分とたくましくなっていたものです。

また、姉が参加したメンバーは、今でも、当時の参加者やその家族らで、全国から若狭湾に集まって、1泊の「同窓会」をするなど、つながりが残っているほどで、それだけ、参加者の絆も育まれます。

中には、全国の「国立青少年自然の家“マニア”」な家族もいて、「立山」(富山県)、曽爾(そに・奈良県)、遠くは、「日高」(北海道)などで行われる長期宿泊体験に参加したことがあるという強者がいました。逆に言えば、それだけ、魅力的でそれぞれの自然に応じた貴重で有益な体験ができるからこそ、様々な場所に行ってみたい、と思えるのです。

「若狭湾」の自然の家の事業については「愛知県教育委員会」が後援名義を掲載しており、活動内容も保証できるものです。ぜひ、興味のあるご家族は参加されてみてはいかがでしょうか。申込みは間もなく始まると思いますが、抽選です。
その他近隣の「立山」「曽爾」などは、既に募集が終わってしまっていました。あしからず(もう少し早く紹介するとよかったですね)。

■国立若狭湾青少年自然の家 (※写真の施設です)
 http://wakasawan.niye.go.jp/