江南市教育研究会研修会
- 公開日
- 2014/08/22
- 更新日
- 2014/08/22
校長室から
今日の午後は、江南市内の全ての先生方が、市民文化会館大ホールに集まって、研修会を(講演会)行いました。
講演は、「人づくりこそESD 〜地球・環境・国際問題を考える〜」と題し、金沢大学大学院人間社会環境研究科准教授香坂玲(こうさかりょう)先生にしていただきました。昨日、日本に帰国したという、忙しい方です。
11月に「ESDユネスコ世界会議」や「ESDあいち・なごや子ども会議」が名古屋で行われることからも、近年、「ESD(持続可能な開発のための教育)」は、よく使われる言葉で、保護者・児童の皆さんも、耳にしたことがあるでしょう。
小学校から高校までの、各教科の学習指導要領にも、関連する記述があり、意識的な教育実践をするように言われています。
講演は、生物多様性の目的を達成するために策定された「愛知目標」と言われる、20の項目のいくつかについて、解説をしていただきました。
世界が、持続可能な開発をするためにがんばっていること、利害関係が絡み難しい問題になっていることなど、写真や動画を使ってのお話は、わかりやすく、なるほどと思うことがいくつかありました。
答えがすぐに出ない現実の課題を考え、遺伝子レベルから多方面にわたって、先進国と途上国、都市部と農村部などが、互いに共存できる世界を作る必要性について説いていただきました。
そのためには、そんなことをきちんと考えることができる「人」を育むことが大事です。それは、私たち学校の務めです。「持続可能な社会」を作るためのアクションがおこせる「人づくり」ができるよう、学校現場はがんばっていきます。
■ESDユネスコ世界会議
http://www.esd-aichi-nagoya.jp/
■環境省・愛知目標の達成に向けた世界への貢献
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/zu/h24/html/hj12010404.html