2014.9.4 世の中が求めるものには・・・
- 公開日
- 2014/09/04
- 更新日
- 2014/09/05
校長室から
ビジネス誌「PRESIDENT」(2014.9.1号)に掲載されていた記事を紹介したいと思います。(以下、「問題」及び、その解説の一部を引用)
「発想力や機転が試される?有名企業のおもしろ入社試験問題」
◆1 5分間の天気予報で視聴率80%をとるにはどうすればいいですか(フジテレビジョン)
◆2 もしあなたがソニーの製品だったら、なんだと思いますか?(ソニー)
◆3 1万部しか売れていないけどとんでもなくおもしろいマンガと、100万部売れてるけどありきたりなマンガ、どちらの担当をしたいですか?(講談社)
◆4 「ロングヘアが流行る」から「牛丼が98円になる」にたどり着くまでに必要な、その間に起こった4つの事柄を教えてください。(ヤフー・ジャパン)
◆5 フライパンを買いに来るお客様に子ども靴を買ってもらうために、あなたならどうしますか?(小田急百貨店)
などなど・・・。お父さん、お母さんならどのように答えるでしょうか。
一般的な問題では測れない、業界や職種への適正を見るために出題されるのだとか。また、自分をうまくPRできるかどうか、もポイントのようです。
しかし、上記の問題はそれぞれに意味があるようです。
1…番組作りの発想が求められる。業界人としてのアイデアがあるかどうか。
2…どんな製品を挙げるかどうかが重要ではなく、ソニー製品の特徴までしっかり捉えていないと答えられない。どれだけ、企業について知っているか。
3…多くは「1万部」を選ぶと言うが、「100万部売れるからには、読者に求められる何かがある」という視点を持ち、お金を稼ぐための自分なりの答えを導き出せるかがポイント。
4…「髪を結ぶためのゴムの需要が急増」→「天然ゴムの生産地の東南アジアが急成長」→「牛丼屋が海外戦略の一環として東南アジアに進出」→「現地物価水準に合わせて価格を設定」というのが一例。経済やマーケティングについてグローバルなイメージがあるかどうかがポイント。
5…物を売るときに、どんな論理的思考を働かせているのか、販売員としての素質を測る問題。「フライパンを買った人に子ども靴の割引券を渡す」では弱い。
今の古北っ子が、就職する頃には、いったいどんな就活戦線になっているのでしょうか(考えるのもイヤと言わずに)。
座学のような勉強で基礎的な知識を身につけるのと同時に、柔軟な発想や広い視野を持てるような生き方が求められているようです。そして、それらの知識や発想を自分の言葉できちんと伝えられるということも大切なようです。世の中が求めるものには、本当に様々なものがありますね。
がんばろう、日本の未来を担う古北っ子!