学校日記

2014.9.24 地球温暖化が進むと・・・

公開日
2014/09/24
更新日
2014/09/24

校長室から

2050年9月23日の気候は、どうなっているのでしょう。
国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の最新報告書に基づいて、研究者が予測した、この日の日本の天気予報は驚くことになっています。
NHKが製作したYouTubeの動画で、その天気予報を見ました。すると・・・。

最高予想気温は、仙台が32度、東京が35度、名古屋は36度です。真夏日(最高気温が30度以上)も連続50日以上、熱帯夜(最低気温が25度以上)は60日以上となっています。東京の8月の最高気温は、40.8度、熱中症で亡くなった人は過去最高の6500人となり、50年前の2倍以上になっています。この暑さは、10月上旬まで続きそうです。この影響で、沖縄の珊瑚がピンチになったり、京都の紅葉の見頃は、クリスマス頃になったりします。台風は、900hpaを切るスーパー台風となり、上陸時の風速も65m/時と予想されています。その影響で、ライフラインが寸断され、停電や断水が起きます。

これは、私たちが今のペースで二酸化炭素を出し続け、地球温暖化が進んだ場合に考えられたものです。今から平均気温が2度あがっただけで、ここまで大きな変化が起きると予測されています。

世界的にも、海面上昇により40cmも海面が上昇し、海に沈む地域が出てきます。さらに、食糧難になり、住むところを追われる事態も起き、各地では紛争なども起きるかもしれないと言われています。

2050年と言えば、古北っ子が40歳代です。そんなに遠くない、未来です。
私たちは、環境問題に、もっと高い意識をもつ必要があるようです。

ちなみに、「WMO Weather Report 2050」という形で、各国の2050年の天気予報が見られます。日本以外は全て英語(あるいは各国の言語)ですが、映像を見るだけで、大変な状況であることがよくわかります。
■How will climate change impact our weather in the year 2050?
 Watch “weather reports from the future”
 http://www.wmo.int/media/climatechangeimpact.html