2014.10.24 九九の季節
- 公開日
- 2014/10/24
- 更新日
- 2014/10/24
校長室から
この時期、2年生の教室からは、九九を暗唱する元気な声が聞こえてきます。
自身で行う「九九カード」を使った学習の様子は、速くカードをめくろうと、みんな必死で、見ていてとても微笑ましいものです。
このカードによる学習は、とにかく繰り返すしかありません。
しかも、自分で読み、きちんと声に出し、自分の指でカードをめくるという、様々な部位を刺激することで、脳は活性化され、記憶の定着もよくなります。黙ってカードをめくり、頭の中でつぶやいていては、記憶の定着にも差が出てしまいます。
そして、順番にめくっていったら、逆からめくって、それもできたらシャッフルして・・・、とすることで、どんどん力がつきます。タイマーを使って負荷をかければ、さらにいい刺激になるでしょう。
また、その他の方法として、お風呂に入って湯船につかったら、全段言ってからあがったり、トイレの壁に大きな九九のポスター(100均にありますネ)を貼って、毎日読み上げたりするのもいいですね。カードを卒業したら、100ます計算シート(ネットでダウンロードできますネ)で・・・。
このように、たかが「かけ算」ですが、とにかく徹底して繰り返すことが大切です。
なお、家でカードを学習したり、お風呂で読み上げたりするときは、お母さんやお父さんが付き添って、その記憶具合を確かめていただけるとさらにいいでしょう。できたらすかさず「いいね!」「すごいね!」「やった!最高タイム!(ハイタッチ)」とほめてあげたいものです。子供だけで学ぶのでなく、こうしてお母さんやお父さんが付き添うことで、力のつき具合が違います。
個人差はもちろんあるので、定着力に時間の差は生まれます。しかし地道に繰り返すことで、誰もが確実に力となっていきます。
そして、この九九がこれからの算数に発展していきます。ぜひ、確実な習得のためにも、家庭での協力をお願いいたします。