学校日記

2014.11.7 学校訪問を終えて

公開日
2014/11/07
更新日
2014/11/07

校長室から

昨日の、「学校訪問」では、8名の指導主事、他校の先生、教育委員の皆様に来校いただき、朝から夕方に渡る1日の日程で、本校の教育実践をつぶさに見ていただきました。

整えられた環境、児童の授業に対する集中力の高さ、児童と教師との人間関係の良さ、昨年度までの研究実践を継承した取り組み、職員のチームワークの良さ・・・、など、いくつかの点でありがたい評価をしていただきました。

また、授業は「公開授業」という、教師一人が1時間ずつ、来校いただいた先生方に重点的に見ていただく授業がありますが、そうでない「公開していない授業」についても「しっかり成立している」という言葉をいただきました。「当たり前」と言えば当たり前ですが、この制度のウィークポイントと言えばそうで、教師の中には、「見せる授業とそうでない授業」で力の入れ具合に大きな差がでてしまうとこともあります。

例えとして「フランス料理の授業」と「味噌汁・ご飯の授業」というものがあります。下ごしらえからしっかりと行い、特性の素材やソースで豪華に仕上げるフランス料理を「公開授業」に例え、毎日食べ慣れている味噌汁・ご飯を公開しない「普段の授業」に置き換えたものです。

時には、教師が、教材研究の準備の段階から特に力を入れて実践することもあります。それはそれでいいのですが、やはり大切にしたいのは、毎日の「味噌汁・ご飯の授業」です。特性の素材やソースを使わなくても、かめばかむほどうま味が出るご飯のように、日々の授業が、きちんと成立していることが、子ども達にとって、知徳体の栄養の源になると思います。そんな「公開していない授業」についても評価していただいたのはありがたいことでした。

それでも、1日の最後の高評の場面では、具体的な助言をいくつもいただきました。今後は、それらを真摯に受け止め、さらに、本校の教育活動が充実していくよう、研鑽を積んでいきます。