学校日記

2014.12.1 「テレビの視聴時間」と「ゲームの時間」

公開日
2014/12/01
更新日
2014/12/01

校長室から

本日、本ホームページに掲載の「全国学力学習状況調査」の児童質問紙の回答の、全国値について、正答率(縦軸の数値(%))との関係を表すクロス集計を見ると、上図のようになります。
■左グラフ:普段(月〜金曜日)、1日当たりどれくらいの時間、テレビやビデオ・DVDを見たり、聞いたりしますか(テレビゲームをする時間は除く)
■右グラフ: 普段(月〜金曜日)、1日当たりどれくらいの時間、テレビゲーム(コンピュータゲーム、携帯式のゲーム、携帯電話やスマートフォンを使ったゲームも含む)をしますか
(※回答は「国語A」との関係を示したものですが、「国語B」「算数A・B」も似た傾向にあるので、ここでは「国語A」のみについて掲載します。)

さて、「テレビの視聴時間」は、多ければ多いほど、正答率は下がりますが、興味深いのは、「全く見たり、聞いたりしない」よりは、2時間以内の視聴であれば、正答率が高いという点です。適度に、ニュースや情報番組などで、有益な情報をキャッチすることは、学力にもつながっているということでしょう。しかし、だらだらと、視聴してはいけないということが分かります。

また、「ゲームの時間」は、これまた、多ければ多いほど正答率が下がります。テレビのように「2時間以内なら・・・」となるといいところですが、残念ながら、ことゲームに関しては、「全く見ない」が、最も正答率が高い結果になっています。
しかも、興味深いのは、「テレビの視聴時間」に比べて、各時間別の正答率の差が大きくなっているという点です。
「テレビ」は、「1時間より少ない」が「76.5%」で、「4時間以上」が「68.4%」となり、その差は「8.1%」。
「ゲーム」は、「全くしない」が「77.1%」で、「4時間以上」が「64.4%」となり、その差は、「12.7%」。
同じ、ディスプレイでも、「ゲーム」による影響の差は、大きいようです。

古北っ子の皆さん、平日のゲームの時間はどうですか?