2014.12.15 三つの幸せ
- 公開日
- 2014/12/15
- 更新日
- 2014/12/15
校長室から
イエローハット創始者の鍵山秀三郎氏は、以下のことを言っています。
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幸せには三つあるといわれます。
一つ目の幸せは「してもらう幸せ」。
赤ちゃんのとき誰もが、お腹が空けば泣いたし、オムツが濡れれば泣きました。するとお母さんが飛んできて、おっぱいを含ましたり、オムツを替えてくれました。これが「してもらう幸せ」です。
二つ目は、自分で「できる幸せ」。
字が書けるようになった。ひとりで自転車に乗れるようになった。サッカーがうまくなった。何でも自分でできるようになると、偉くなった気がしてうれしいものです。これが「できる幸せ」です。
そして最後は、人に「してあげる幸せ」。
人に物を差し上げる、何かして差し上げる、相手の喜びをわが喜びとする。そんな人は、人から好かれ頼りにされます。
「してあげる幸せ」は三つの幸せのなかでも最高の幸せです。
私たちも「してもらう幸せ」から「できる幸せ」へと進み、そして「してあげる幸せ」を味わえる人生を送りたいものです。
(鍵山秀三郎著「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」(PHP研究所)より引用)
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小学校の6年間は、「できる幸せ」がほとんどですが、高学年になると、少しずつ「してあげる幸せ」が増えてきます。
低学年のトイレを掃除したり、委員会活動では学校生活向上のために積極的に仕事をこなしたり、困っている人に親切に接したりすることができてきます。
寒くなってきましたが、掃除の時間に校内を回っていると、寒さに負けず、熱心に取り組む古北っ子がたくさんいます。自分たちが使う施設をきれいにすることは「当たり前」のことかもしれませんが、ある意味「できる幸せ」でもあり「してあげる幸せ」でもあるでしょう。これからも頑張って掃除に取り組める古北っ子であってほしいものです。