2015.1.11 特撮博物館
- 公開日
- 2015/01/11
- 更新日
- 2015/01/11
校長室から
今日は午前中、朝一番に、名古屋市科学館で行われている「特撮博物館」に我が息子と行きました。幼少をウルトラマンやゴジラなどの特撮を見ながら育ってきた者としては、「必ず見なければ!」と思っていた企画展です(笑)。
11月1日から開催されていた企画も、明日の12日が最終日となり、滑り込みセーフです。そんなタイミングなので「観覧者は多いだろうな」と思い、開館30分前に着くと、やはり長蛇の列が。科学館ですので、プラネタリウムをメインに訪れている人も多くいましたが、すごい数の人でした。おかげで、10分程早い開館となり入館することができました。
今のように、デジタルで全てを作り出すことができるわけではないため、思い描いたものを全て形にして自らの手で作成し、撮影をしていた昭和の「特撮」(特殊撮影)。会場には、捨てられずに残った、1960年代以降の日本映画やテレビ番組等の特撮に使われた数々の縮小模型などが、数多く展示されていました。
中でも「巨神兵東京に現る」のショートムービーは、少し前に見たことがあったのですが、今回の企画展で改めて見ると、全て特撮でつくり上げられていたということを知り、そのクオリティの高さに驚くばかりでした。メイキング映像や、さらにそれとは別に作成のからくりを公開する映像から、その工夫や緻密さに感心するばかりでした。現在では、消えつつある技術を今一度再現し、とことんまでリアリティを追求する姿勢は、まさに「職人魂」。「元気なおじさんパワー」を見たようにも思いました。
会場は、親子連れが多くいましたが、お父さん・お母さんたちが、「これはね・・・」と言いながら、時には「熱く」子どもたちに解説する姿がなんともほほえましいものでした(我が家もそうですが・笑)。親子で共に語りあえる場になっているのが、親世代としてはうれしいものでした。そして、アナログの創意工夫溢れる素晴らしさは、デジタル世代に新鮮に伝わったと同時に、やはり日本の「ものづくりの素晴らしさ」が伝わったに違いないでしょう。
昭和の記憶がよみがえる、懐かしく、楽しい企画展でした。