学校日記

2015.1.28 強みを知り、強みを伸ばす

公開日
2015/01/28
更新日
2015/01/28

校長室から

26日(月)に放送されたNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」は、日本ラグビーを急成長させ、世界ランキングを過去最高の9位にまで押し上げることに成功した、ラグビー日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズさんをクローズアップしていました。

自らは、オーストラリアでプレーするも、代表入りは果たせず、日本人の母親を持つことから、日本の大学ラグビーのコーチとして再出発をします。その後、母国オーストラリアや南アフリカの代表チームを指揮し、世界的な実績を残してきたジョーンズ氏。順風満帆に思われた指導者としての道も、徐々にオーストラリア代表が思うような結果を残せなくなると、更迭され、日本のクラブチームのサントリーと契約。トップリーグ及び日本選手権制覇の2冠を達成すると、日本代表コーチに就任しました。

ジョーンズコーチのプロフェッショナルとしての流儀は、それぞれのチームを指導するときに、そのチームの「強みを知り、強みを伸ばす」こと。日本人の強みとは「どんな過酷な練習にも耐え、向上心を持ち続ける“勤勉さ”」であり、「日本人の強みは、真面目で忍耐力があることです。それは間違いなく世界一です。他の国の選手なら、とっくに逃げ出しているでしょう。」とジョーンズコーチは言っていました。

事実、日本人の勤勉性を生かして、早朝6時から練習を始め、選手を徹底的に追い込んできた結果、世界で全く通用しなかった日本代表を、世界ランキング過去最高の9位まで押し上げ、世界のトップレベルと接戦を演じる場面も見られるチームまでに成長させたのです。他国との代表戦の試合の模様は、見ていてワクワクするものでした。

個人的には、ジョーンズコーチの考えに賛同しながら番組を見ていました。今年度、本校の学校経営も「強み」を伸ばすための取組をしてきたからです。
本校の強みは「子ども達が素直」であったり、「地域が学校教育に協力的」であったりするところです。
「素直な子ども達」には、「ABCを大切に」することを意識した指導を展開し、生きる力の基礎固めをさらにしっかりし、「協力的な地域」には、さらに学校を知ってもらう手立てとして、ホームページなどによる積極的な情報公開に努めてきました。
今後も、本校の「強み」をしっかり伸ばしていけるような取組をしていきたいと考えています。引き続き、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

(※写真は、朝日新聞より引用しています)