学校日記

2015.2.17 羽黒小学校の授業公開に参加して

公開日
2015/02/17
更新日
2015/02/17

校長室から

13日(金)は、午後から、犬山市立羽黒小学校の研究授業公開におじゃましました。
研究主題は「自ら考え表現できる子の育成」というもので、国語の学習を基盤とした研究実践です。 
2012年度に校舎の一部や体育館などが新しくなった学校は、木材やガラス面が多く取り入れられ、木材の質感と自然採光から温かい雰囲気のする校内のつくりでした。

授業は、一人でも多くの児童を授業に参加させようと、意図的な指名により、ほぼ全員の児童が発言し、自分なりの解釈や思いを伝えようとする姿勢がよく伝わってきました。

授業後の講演は、立命館小学校にお勤めの岩下修先生でした。これまで何回か講演を拝聴したことがありますが、毎回、新しい学びがあり、今回も興味深く拝聴しました。岩下先生は、もともと県内の学校にお勤めだった、愛知県にゆかりのある方です。また、著名本もいくつも発刊されている理論家・実践家でもあり、著書「AをさせたいならBと言え」(明治図書)は、私自身、新任の頃にすぐに手にし、多くの実践のヒントを得たものです。それだけに、身近に感じる先生でもあります。

講演では、発声の仕方、音読の仕方、物語の要約の仕方など、「知的な言語活動を成立させる技法」と題した「10のテクニック」は、「なるほど」と思うものばかりでした。と同時に、国語の授業の奥深さを改めて感じるものでした。

本校が昨年まで研究実践をし、今年度も継続しているテーマが「自分のことばで表現できる児童の育成」です。羽黒小学校の実践と重なる部分も見えてきます。この日の授業公開や講演会からは、本校の実践を振り返るいい機会を与えていただきました。ありがとうございました。