学校日記

2015.2.20 音声トレーニング2

公開日
2015/02/20
更新日
2015/02/20

校長室から

先日、本HPで紹介した「音声トレーニング」ですが(参照:2015.2.18 音声トレーニング1)、さらに、その他の具体的な効果について紹介させていただきます。

まず、「『音声』にすること」の効果です。
斎藤孝氏の「声に出す日本語」が脳の活性化を図ったり、認知症予防になったりするのはご承知の通りです。黙読時と音読時の脳の様子をサーモグラフィーで見てみると、音読時には脳に赤い箇所(活発に働く箇所)が測定ディスプレイにたくさん表示される映像を見たことがある人も多いのでは。「音声」にすることで、確実に力になっていきます。

そして、「『ペア』ですることの効果」です。
「かかわり合い」が教育界のキーワードで叫ばれて久しくなりますが、その基本は「ペア」による交流。ペアは1×1であるため、必ず「かかわり合い」が生まれます。「音トレ」もペアで行うことにより、「よし今日もがんばるぞ」「がんばってね」や、「やったぁ!前回を上回ったぞ」「ホントだ!よかったね」というような「励まし」や「がんばりを評価する」といったポジティブな内容の会話がやりとりされます。やがて、学級は良好な人間関係に発展し、学級作りにもプラスにつながるのです。

算数の基礎コースだけでも、ドッツ読み、足し算、引き算、かけ算、割り算、余りのある割り算、小数の足し算・引き算、小数のかけ算・割り算、分数の足し算・引き算、最大公倍数、最小公倍数、約分、通分、分数のかけ算・割り算・・・と何でもできます。

発展コースになると、四則混合、単位変換、速さ・時間・距離の計算など、さらに盛りだくさんになります。

また、工夫次第で他教科での応用が十分可能です。「国語」なら、難読漢字の読み、四字熟語の読みなど、「社会」なら地図記号、都道府県県庁所在地などを学ぶことも可能です。

基礎学力定着を図るために効果的に実施していければ、と考えています。