学校日記

2015.2.23 朝礼校長講話

公開日
2015/02/23
更新日
2015/02/23

校長室から

掃除の時間を振り返ってみましょう。今年の古北小の掃除の目標は何でしたか?「黙って取り組む」でしたね。掃除の時間に見て回ると、5・6年生の高学年は、本当にしっかり取り組めているのが伝わってきます。低学年でも特に2年生がしっかり取り組めているのが分かります。

さて、福井県にある永平寺というお寺のふもとに「永平寺中学校」という学校があります。その学校の掃除の様子を見てみましょう。

(※動画再生しながら)床に体が映り込むほど、輝いています。掃除の始めに正座をして、心を落ち着かせます。あいさつをして掃除開始です。教室掃除は、まず縦拭きをし、壁際に来ると「L字拭き」をして、ゴミを残しません。続いて、教室掃除も廊下掃除も縦拭きの後は、同じ箇所を横拭きし、さらにきれいにします。シューズがキュッキュッと鳴っている音や道具を動かす音しか聞こえません。教室の机を運び、移動するときは、小走りです。わずかな時間も無駄にしない姿勢です。トイレ掃除も黙々と取り組んでいます。約10分で一通りの掃除が終わると、残りの5分は、いつもできていないような箇所を自分で考えて取り組みます。こうして、静かに集中して取り組む掃除の時間はあっという間に過ぎていきます。

「中学生だからできること」ではないと思います。5・6年生は、年齢的にほとんど変わりません。小学生でも心がけ次第で十分に同じようにできることだと思います。

鍵山秀三郎さんという方がいます。イエローハットという会社を作った方で、掃除を通して、社員教育などをされている方です。その方が「目の前に見えるものを磨き、きれいにする。すると、自分の心も磨かれる」と言っています。掃除をすれば、自分の心もきれいになる、と言うのです。

3学期の合言葉は「整える」です。いよいよ3学期も残り4週間、今年度も残り4週間になりました。残り4週間の掃除に、今まで以上にしっかり取り組み、校内を整え、自分の心も整えていきましょう。